水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

眠気眼の午後の煌めき

2017年06月05日 23時29分57秒 | 詩編
心がまどろっこしいのも
紛れもなく
唯、春の仕業

踊りまくって
疲れ果てた夜更けなんかに
ささやかに贈られるような
白む欲望の亡骸なんてのを
抱きしめたままに
午後まで眠ってしまったんだ

それを
微笑みながら
大切そうに抱き止める君の
跳ねた癖っ毛へ向かって
明るい空の中を緩々と
月が沈んで行く過程を
僕は、今日も穏やかに眺めて居る

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