水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

孤独から生まれた貝

2013年01月22日 23時38分45秒 | 詩編
積み木のように重ねておいた悩みを
誰かに告白するように
海の中 ひっそりと貝を手に取った
探し回っていたけれど
ようやく見つけたよ
寒い日には
雪に降られ
暑い日には
ぜえぜえと汗を流して働き
飢えた
子供には
おにぎりを分けてやり
暗闇に押し込められていた
孤独は
今、宝箱を開けるように
その鍵を開けられて
再び愛として
この世に降り注ぐよ

なんでもない
愛の唄

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