一段一段を
登る音に共鳴する
かのようなものの
け、「おまえを食
べてやろうか。」
そう言っては、おまえ
は、そこらの曲がり
くねった、木の幹
に姿をかくす。
「おまえの生命(いのち)
をす い とって
やろうか
おれの緑
に 染め上げて。」
「おまえはもう私を
のみこんでいるよ
私も君を。」
声をひそめている気配を
僕は(もう)知っていた(よ)
海から聞く音(ね)に
天空からの木もれ日に、街からのどよめきに
山からわく土に
社(やしろ)から続く道に
自らの姿に、そして私に
真っ直ぐに、伸びる木々達よ。
登る音に共鳴する
かのようなものの
け、「おまえを食
べてやろうか。」
そう言っては、おまえ
は、そこらの曲がり
くねった、木の幹
に姿をかくす。
「おまえの生命(いのち)
をす い とって
やろうか
おれの緑
に 染め上げて。」
「おまえはもう私を
のみこんでいるよ
私も君を。」
声をひそめている気配を
僕は(もう)知っていた(よ)
海から聞く音(ね)に
天空からの木もれ日に、街からのどよめきに
山からわく土に
社(やしろ)から続く道に
自らの姿に、そして私に
真っ直ぐに、伸びる木々達よ。
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