水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

恥Ⅰ

2014年11月25日 13時50分10秒 | 詩編

 毎日は
 ほんとうに
 僕が恥をかくために
 やってくるかのようなんだ

 だって
 僕はほんの少しの優しささえ
 分け与えられない愚者だから
 
 或いは
 言葉のナイフをちらつかせ
 人を戦かせ、人を駆り立てることさえ
 怖くて出来ない臆病者だからだ

 そういう日々を
 毎日 繰り返し
 僕は何でもない
 軽い懊悩を抱く

 何時かこのトンネルをも
 抜け出すことができるだろうか?
 僕が死ぬまでに
 唯一度でも太陽の下に
 顔を出すことはできるだろうか?
 
 そんな僕は
 夜明け前の
 微かな星の瞬きに
 淡い願いを
 託して佇む

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