水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

曲がってゆく僕の身体?

2014年11月25日 13時56分42秒 | 詩編

 曲がってゆく僕の身体
 
 PCの魔力で擦り減っていく
 僕の体力

 あの頃の僕は
 暗い一人ぼっちの部屋で
 数え切れぬ程
 大切な宝物を
 仮想世界の中へ
 落としてきてしまったようだ
 
 更には
 過剰に煌めくスクリーンにも目を奪われ
 日常の平穏な幸せをも
 見つけ出すことすらできなくなってしまった

 僕は
 遂には曲がった
 快楽を得るということの代償として
 
 それとももしかすると
 そもそも歪んでいたのかも、という疑念が頭を過る・・・・・・

 堕落を通じて
 僕ははじめて自分の中に潜んでいた罪に
 気付くようになれたのではないだろうか? 
 
 そうさ
 僕の「身体」は
 曲がっても
 僕の「身体」だ
 
 鯛が
 「腐っても鯛」
 である様に

 僕の「信実」だって
 たとえ曲がったと見做されようとも
 それは紛れもなく僕の「信実」だ

 そもそも
 僕らは
 音楽に乗って
 それぞれ好き勝手に
 身体を捩じらせたり
 くねらせたりして
 敢えて身体の違和感を楽しみもするし
 またそれが新たな文化を生んだり
 常識になることもあるわけだし

 心配しなくたって
 元来人は他の人より
 何かが少しズれているから
 集団の中で
 個性が生きるんだ
 
 そうしてマイナスを
 プラスに変換して
 前進していこう! 
 

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