水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

寒さの折に

2016年07月10日 03時34分09秒 | 詩編
 月は
 ふんわりと
 まるく
 夜の海に
 浮かんでた
 
 2月も
 あっけなく
 過ぎ去って
 無意識の湖へ
 溺れて消え去っていく運命といえども
 外はまだまだ
 何とも厳しい寒さです

 「いずれ、花咲く春が来る・・・・・・。」
 と 告げる貴女は
 雪のよう

 僕は
 軽くくしゃみをして
 もう一度天高く
 吊るされている月を
 見上げるんだ
 
 ぽっかりと自意識を忘れ去ったように
 悠然と浮ぶ
 貴女 それは月
  
 

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