水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

間違いメモリアル

2017年11月27日 21時57分01秒 | 詩編
間違いが炎のようにうねるから
間違いが満ちた真夜中に
心奪われ間違いに寝取られる君を
見つめたい
ささやかな
変態の繊細な感情は
君の腕を這う高速道路を
かっ飛ばす

このやるせない魂を
真っ白な妄想を
彼方の砂漠へ投げやって
オアシスの湧いでる
ぼくの目で
乾いた君の目を
潤わせたい

終わらない困難を
明けない夜の間だけは
祝福して
黒い瞳に眠った闇に
僕は君とのダンスを仕舞い込んで
ありふれた景色に陥っては
瞼をキスするために一旦閉じるんだ
闇に導かれて

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