水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

クラッと目まいのする風呂の中 今日も詩を書けるこの体に敬意を表す

2010年05月16日 16時11分13秒 | 詩編

 人生は戦場である
 泥にまみれた 舞台の上で
 たたかう 一人で
 人の顔は笑顔が一番似合う様に出来ている
 自然はいつも 其れを僕等に伝えようと
 必死だ

 人間は素晴らしい言葉を生み出した
 「自然」
 自らであること
 木も鳥も水もそうであるかのようだ
 僕らは自然の中に解き放たれて生きてきた
 いつも自分だ
 自分の体がいつも不安定なのは
 戦っているからだ
 一人舞台 誰の佑(たす)けがあろうか
 自分の闘いには 自分で責任を持つのだ
 だから決して他人の戦いを支配してはならない 他者の戦いに立ち入ってはいけない
 薄っぺらい紙の上に 只逃げるな
 吟詩遊人よ
 
 人生は終わってみなけりゃ分からない
 けれども
 人生が終わってからじゃもう遅い

 何か大きな神様のようなものがずっと上の手の届かない所でくるくると回っている
 温かく僕等を見守っている
 
 今日はもうお休みだ
 これでおしまい
 お休みなさい
 またあした
 又明日
 
 二〇〇二年 十一月二一日(木)
   
                                 千田遊人

       またのち程、じゃ。 
   
 

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