水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

意味も無く踊っては死に

2014年11月29日 13時01分37秒 | 詩編

 風にグルグルと
 回されて
 僕は軽い
 吐き気を
 感じた

 目の前にいる
 女性に
 ドギマギして
 まったく
 何も
 言えなくて
 ここで
 風が吹くのを
 待った

 どうしようもなく
 冷たいその風は
 まるで僕の頬に浮かぶ
 罪の象徴を撫でるように
 吹き過ぎていく
 
 そうだね!
 きっと、これは神様からの贈り物だ
 死ぬまでに、悦べ
 と
 いつかは天へ昇る僕らに
 いつ死んでも良いように、
 と
 軽やかに告げるかのような……。

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