水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

天国にふたりでいこうよって決めた黄昏にさよなら告げて

2016年09月11日 01時07分54秒 | 詩編
 ちょっと可愛い君のこと
 砂漠を歩き通したその後
 ちょっと意識し始めたんだ

 サンバの流れるレストランで
 ゆらゆら漂う波見ゆ桟橋で
 同時に咲う僕らの意思を
 百円玉みたいにカラカラと交換して
 
 狩猟を継続する類人猿みたいに
 吠えながら明日を欲して
 音信系みたいに
 プッシュ式のダイヤルでデートの最中でも
 交信して

 見えてきた宇宙のステージに
 息をする僕らは 
 共に踊って
 感情を勘定に入れずに 
 黙って 
 ほとばしる神秘を確かめあったね
 
 はじまりの合図に
 口づけをして 
 朽ちていく記憶にグッドバイする
 明星光る宵闇の暗幕に隠れて

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