水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

ナンセンスが泳ぐ都会

2020年12月28日 12時31分21秒 | 今日、書いた詩
 
 

ナンセンスが月を泳ぐ

街は巨大な遊技場と化し
新宿、渋谷、新橋と
夜空を渡るシンパシー
 
言葉がそぞろ歩く交差点
夢の矢は幾千本も空に放たれ
夜空の星を撃ち落とそうとする
その哀れな試みよ
その哀れな足掻きよ
 
群衆の愚に染まらず歩け
横断歩道を歩む光よ
人はひとりひとりの中に灯をもつ
その火を燃やせ
その火を絶やすな
あの星々を撃ち落としてしまうより
自らの心の星を大切に
誰もが青い鳥を捜し回ってしまう都会の中で

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