淡く揺れ動いた昔日の幻影を
蹴散らすように
僕は笑った
音も立てずにやりと笑った
頬に触れずに微かに笑った
軟らかく風は、吹いた
何ごともないように優しく、吹いた
何処までも進んでいくように、たくましく吹いた
リアルの核心を貫くように
僕の呼気は今鋭く伸びて
星空の天幕を突き破った
その先には月があって
君と会って
笑い合って
憎み合って
攫い合って
触り合って
迸り合って
夢で見たよな
明日の呪われた風景を
これから二千年先まで伝わるような絵画にして
君と僕の涎をその上に垂らしつづけられたらな、とか思った
蹴散らすように
僕は笑った
音も立てずにやりと笑った
頬に触れずに微かに笑った
軟らかく風は、吹いた
何ごともないように優しく、吹いた
何処までも進んでいくように、たくましく吹いた
リアルの核心を貫くように
僕の呼気は今鋭く伸びて
星空の天幕を突き破った
その先には月があって
君と会って
笑い合って
憎み合って
攫い合って
触り合って
迸り合って
夢で見たよな
明日の呪われた風景を
これから二千年先まで伝わるような絵画にして
君と僕の涎をその上に垂らしつづけられたらな、とか思った
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