水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

空で踊る僕らの曖昧にして怠惰な亡霊

2016年08月08日 23時49分42秒 | 詩編
 綺羅羅と光る
 僕らの意志の破片の彩色のうちに潜む
 狂気の塵芥が宙に舞う

 真っ青な意志のその浮き沈みに
 そっと僕ら背伸びなんかでアクセスして
 夢見がちな少女の想像にtouchして!

 高い空で幼気に踊りを舞っている愚かな妖精たちの出現を
 心待ちにしながら
 風街の夕立のなかで佇むは僕

 そのとき抱く悲しみは
 青く
 青く
 夢の破れた果てに見つけるような浜辺の幻想

 ふたつの心を繋げるために生み出した山ほどの言の葉を
 幾千枚でも
 その砂浜の上に花札のように並べて
 静かな闇夜に二人並んで眠りましょう

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