水曜日の
朝は
こんなにも
目覚めが
清々しい
目の
覚めるような
朝だ
もう眠りの淵になんか
逃げなくてもいいような
そんな朝だ
朝だ、魔王が
起きてくる!
ラッキーボーイは
エレベーターに
そう言って
軽快なステップで
飛び乗る
夢の国から
命からがら
逃亡しろ!
朝だ、魔王が
起きてくるから
. . . 本文を読む
人類皆もう、そうである
不毛な論争好きである
それぞれに「わが闘争」とか
言っちゃう始末である
妄想ばかりが好きなので
日夜それに没頭するのである
走れ、奔れ!煩悩と共に
夢見心地な高速道路(ハイウェイ)を…
ハイでウェイな輩だから
妄想しながら
今日も暴走するのである . . . 本文を読む
空が
頭上で
倒立する様に
青く
疼いている
押し黙りながら今日も青く疼くそれを見上げて
頭空っぽにして笑う僕らの無邪気な思想は
理解の壁を飛び越えて
その空の果てしなさに
空恐ろしくなる時代を超えて
ラッカラカンと軽く飛び回って遊ぶ
カラカラと鳴る百円に
大口開けてスタンバイ…するような
喉もカラッカラになるサマーは
もうそこまで、遣ってきているのでね!
. . . 本文を読む
僕は
そんなに
言うほど
キャッチー
じゃない
ついでに
言えば
一人
ボッチ
でもない
だけど
向かうべき
方向は
ソッチ
じゃない、とか
言うのは至極愚かかしら
人生って、一か八かの賭けだよね……?
列島覆い隠して息する僕の画策なんて
幸運が降る夜は
傘も差さないで
舗道上に
命懸けで
堕ちて
生きたいから! . . . 本文を読む
有ることは
無いことを
想起させるから
有りの侭でも
美しいのでせふ
無いことは
有ることを
希うから
黙って居ても
美しいのでせふ
有ることと
無いことが
混ざり合って
僕らの人生は
成り立って居るのですから
有ることと
無いことの
不思議を謡うように
今日も君は
東奔西走する
異質なモノへの理解とか
鬱陶しいことを
撥ね退けるように
有無を言わさぬ
君も居る訳だし…
. . . 本文を読む
総ては解(ほど)けた
夕方の闘技場に於いて
解答を与えられる前に
全てが溶けて了うほど
会場は熱を帯びて居た
自然は
かくも狡猾だね
今日も僕らに
左様な夢を見させて已まないのだから、ネ……!(諦) . . . 本文を読む
ほらほら
鍵(key)がせせら笑っている!
僕のベッドの上で…
夢が語らいの火に成り代わって、
寝室を照らすよ!
仲良く
仲良く!
狂いの声を上げようよ…
今宵こそ
大いなる狂いの声を咲かそうヨ!
高らかに
高らかに!
朗らかに(爆発)
朗々と
ハツラツと
怪訝に笑う君の横顔
見つからなかった思いさえ
明日の茶色の宇宙に、想いおもいの花を咲かすよ
サーカスは
いまも興行中だから
. . . 本文を読む
若くある秘訣は
苦悩しないで苦悶する時間に浸り続けること
または
必要な快楽を努力して徹底的に享受すること
と思ってきたのだが
殊ここにいたって
われわれが
自らの意識を更新し続けることや
敢えて一所に留まらない精神が
われわれをそうさせるのでは
と思うに至った次第であるが…
そうなってくると何を隠そう前述のことも案外外れておらず、矛盾を抱き止めながら歩くということが、若さの秘訣なのかなと思 . . . 本文を読む
一体どこに幸せはあるの?
ここにないと、言うならば
だって、人生なんて、さ
幸せをどこに見出すかってゲームでしょ?
きっと、それぞれの人に
違った幸せのかたちが与えられてる
僕は、僕の方法で
彼は、彼の方法で
幸福のさまざまなかたちが
ジグソーパズルのように
ピースが揃い
それぞれのあるべきところに
収まるのを待ち望んでいる
. . . 本文を読む
なんでだろ?
僕の幸せの定義は
「僕以外のあらゆる人の幸福のために、僕が生きているということ」
というふうに思えたときに、
無性に身体を揺さぶるものがあった。
それと同時に
何故だか心が軽くなるような気がした . . . 本文を読む
たったひとりの記憶の中で
枯れた眩惑は、世界を照らして今朽ちる照明となった
その名は、地球
夢にもがいたあなたの笑顔も
真っ白な画用紙の上できらめいているよ!
今も過去の香りを漂わせながら… . . . 本文を読む