チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

さよなら白熱電球

2010年03月22日 | 昭和なもの
さよなら白熱電球 東芝が製造停止 120年の歴史に幕(朝日新聞) - goo ニュース

 日本で最初に白熱電球を作った東芝が、2010年3月17日、一般白熱電球の生産を中止したそうだ。
便利で、より性能の良い物が発明されれば、古い物は使われなくなってしまう。かつては、白熱電球がろうそくやランプに取って代わったように、それは仕方のない時代の流れなのだと思う。

 けれど、やっぱり、また昭和が逝ってしまうようで、淋しい。

 チエちゃん家でも、確かにToshibaの白熱電球を使っていました。
電球の頭に付いたあのロゴマークを覚えているもの。現在のゴシックのTOSHIBAじゃなくて、筆記体でTの横棒が長く伸びて、楕円を作っていたあのマークです。
 ちゃぶ台の上には、傘つきの電球があって、その光の下で一家揃って夕飯を食べていました。
夜中におしっこがしたくなり、布団の中でどうしようかと考えます。暗闇の中には魔物が潜んでいるように思えるから。どうしても我慢できなくなり、天井からぶら下がっている裸電球を手探りで見つけ出し、スイッチをひねると、オレンジ色の光が、部屋全体を照らし出し、なぜかホッと安心したものでした。
あれは、チエちゃんがいくつの頃だったのか・・・
座敷に、初めて蛍光灯が点いた日、昼間のように明るいと思ったけれど、蛍光灯があるのは、たった一部屋で、その他はまだまだ、白熱電球が活躍していたっけ。

 白熱電球と共に思い出すのは、碍子(がいし)です。
碍子というのは、送電線の鉄塔などについている白い陶磁器の絶縁体のことで、昔は一般家庭の屋内配線にも使われていたのです。天井の梁にむき出しに配線されていました。
チエちゃん家の碍子はすっかり取り外されているとばかり思っていましたが、なんと、現役で活躍していました。

  

本日、実家を訪問した際に撮影してきました。
冒頭の白熱電球も、チエちゃん家で現在も使われているものです。
残念なことに、Made in China でした!


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6 コメント

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Unknown (S.T.M.)
2010-03-22 22:36:47
我が家では白熱電球は結構な数が設置されてますが、点灯時間が短い場所ばかりで10年以上経っても一度も交換してない所が多いです。
コレをLED式に換えても金額差(電球・電気代)を埋める事は出来ないでしょうね。
今の10分の一位の値段になれば考えても良いかな~。
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Unknown (ina)
2010-03-23 07:09:18
懐かしいね
碍子 天井にむき出しで配線してたよね
まだ現役かな、、、
ロウソク ランプ 電球、、蛍光灯 LED 
昔は電気照明だけだから
停電多いからランプも活躍してたよ


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ローゼット (玉井人ひろた)
2010-03-23 08:48:18
配電用の筒型碍子に小型の配電碍子、そして中央にはローゼットですか。
これらを見られる家庭は我が家の近所でも2~3件ぐらいになりました。
それらの家に行くと、今でも大容量家電を使うと“ブレーカーが落ちる(切れる)”という、懐かしい現象が今でも経験できます。
昔の物って丈夫なのが多いですよね
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> S.T.M.さん (チエ)
2010-03-28 21:14:11
コメント、ありがとうございます。

我が家でも、白熱球を使っているところは、トイレとお風呂場、玄関の外灯くらいですが・・・
2012年までに一般白熱球の製造が停止されるそうですよ。買いだめしなきゃ!
2000エコポイントで、LED球が買えるらしいです。ちょっとだけ、お得ですね。
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> inaさん (チエ)
2010-03-28 21:18:23
すっかり返事が遅れてごめんなさい。

inaさんも、ご存知ですか?
むき出しの配線。
そうそう、子供の頃は雷が鳴ったりすると、よく停電していましたね。
そんな時には、我が家はろうそくのお世話になっていましたよ。
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> 玉井人ひろたさん (チエ)
2010-03-28 21:27:49
中央の丸いの「ローゼット」っていうんですか?
知らなかった~ 玉井人さん、物知りですねぇ。
これ、おそらく60年くらい経っていると思います。
チエちゃん家では、年寄りの二人暮らしなので、これで十分間に合っているようです。
ブレーカーが落ちる心配もありません。
そういえば、ブレーカーは「落ちる」になりますが、以前はヒューズだったので「切れる」でしたね。
ヒューズのことも書きたかったのですが、またの機会にします。
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