著者:周防 柳(角川春樹事務所)2017年
タイトルに惹かれて借りてみました。
タイトルや装丁って、とても大事だと思います。それで、読者が手に取るかどうか決まるのだから。
私の場合、知らない(一度も読んだことが無い)作家さんの作品で「あ、これ!(なんかピンと来る)」と手に取り読んだ本は、ほぼ間違いなくヒットします。この作品もそうでした。
蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)って何?
蘇我蝦夷(そがのえみし)の命で国史を編纂していた船恵尺(ふねのえさか)は乙巳(いっし)の変で殺された入鹿(いるか)の忘れ形見の娘コダマを我が子として育てていた。
盲目の少女コダマは、小兄ヤマドリがその目となっていつも傍に寄り添い、すくすくと育っていた。コダマは昔々の大王の物語を聞くのが大好きだった。
やがて、二人は成長し、互いに惹かれあってゆく。
ある時、出生の秘密を知った二人は本当の兄妹ではないことを喜び、結ばれる。
しかし、コダマとヤマドリの幸せは続かなかった。
大王の争いが二人を引き裂く・・・
作家さんの創造(想像)力ってすごいな~
どうやって古事記が出来たのか?の物語です。
こういうのもアリだと思います。
私、忘れてた。仕事辞めたら、飛鳥時代のこともっと勉強したいって思ってたんだ。😍
作品の装丁・タイトルはかなり重要だと思います。ひと昔前、中古レコード市などでLPジャケットに惹かれて「ジャケ買い」し、掘り出し物に出会えることもありました。本も似たところがあるかもしれませんね。
ところで、昨夜BSで映画「フラガール」を観ました。松雪泰子と岸部一徳が居酒屋で飲んでいるシーンで、メニューの短冊に「いか人参」を発見。「昭和めもりーず」読者でなければ見過ごしてしまう気付きでした。
では、また。
読んだこと無い作家さんの本はやっぱり表紙で買っちゃうもの~
コメントありがとうございます。
なんだか気になって買ってみたら、ハマりってことありますよね。
映画やドラマ、意外と小物に凝ってたりしますね。
NHKの朝ドラ「エール」でも、お茶うけにだされた饅頭が福島名物「ゆずまんじゅう」、リンゴ農家の「畠山さん」など、地元じゃなきゃわかんないような細かなところまで設定されてて、笑っちゃいました。
福島にいらしたときは、イカにんじんぜひ食べてみてくださいね。^^
あるあるでしょ?
今、映画でも続編ができるっていうので「マスカレード・ホテル」の続編「マスカード・ナイト」読んでいます。
主役のセリフがどうしてもキムタクのイメージになっちゃう^^;