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時悠人chosan流処世術

★ヤミ金の悲劇と振り込め詐欺の実例②

2006-03-11 10:04:12 | 日記・エッセイ・コラム

 今回は、娘に届いた振り込め詐欺の手口を紹介したい。これは、私に来た文書とは異なり、ハガキによるもので、公的機関名を名乗る点が巧妙で悪質だ。

 ハガキの表記は「消費料金未納分訴訟最終通知書」とし、下に管理コードを付してある。商品購入代金の未納分を支払わないので民事訴訟を起こすが、期限までに連絡するようにと書いてある。具体的な金額を書かず、問い合わせ・連絡をするようにと断ってあるところがミソである。すなわち、電話をかければ振り込め詐欺の餌食になるシナリオだ。

 文面には、債権譲渡証明書とか給与差し押さえ、民事執行官による強制執行、或いは、民事訴訟等々の裁判用語のオンパレードだ。結びに「裁判取り下げ最終期日2月28日」とし、法務局認定法人 民事訴訟管理センターと名乗り、住所・電話番号・受付時間との記載がある。

 これは、2月上旬に送られて来たのだが、家族が動揺するので、叱り付けた。やはり民事訴訟とか強制執行、或いは、裁判所のような公的機関名が出てくると心理的圧迫も大きいのだと暗澹たる思いがする。勿論、これも架空請求業者名リストに載っている。