2006年3月19日、早春の金沢市郊外を駈け抜ける「第22回金沢ロードレース大会」が開催された。北陸の各地でマラソン大会が開催されるようになると、長く厳しい冬もようやく終りを告げるが、今日は風が強く雨模様の肌寒い日になった。
外を走る機会を待ちわびる気持ちは、当地のランナー共通の心理。私達夫婦もハーフと10キロの部にそれぞれエントリーしていたが、花粉症に悩む私には強風条件下のレースは避けざるを得ず、二人揃って欠場した。先週、能登で開催された「なかじま万葉の里マラソン」もランナーには厳しい荒天で、不安定な今冬の天候を象徴するかのようで恨めしい。
レース後、会場近くの温泉浴場に立ち寄りのんびり過ごす予定が消し飛んでしまった。だが、絶望的だったWBCの準決勝「韓国VS日本」のゲームをテレビ観戦出来ることになったのは、何とも皮肉だった。三度目の正直で、日本チームの勝利を祈りたい。