プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★テーマパークと経済効果

2006-03-18 10:17:32 | 日記・エッセイ・コラム

 北海道の旭山動物園の入園者数が年々増え続け、今年も全国一位の上野動物園に迫る勢い。気象条件や地域的なハンディを考えるとすごいことだ。独自のアイディアを学ぼうと、全国の動物園関係者の訪問ラッシュとか。            

                                                     

 さて、国内で一番集客力があるテーマパークは、東京ディズニーランド。国内だけでなく、アジア諸国までもマーケットに巻き込んだ盛況振りだ。ほかにも大阪のUSJや平戸のハウステンボス、志摩スペイン村等々、同様のテーマパークが乱立気味だが、TDLを除けば、いずれも経営状況は厳しいのが現実。                                                                                

 不思議なのは、なぜ、外国の施設ばかりを作るのかである。かっこいいとか楽しいというのは、テーマパークの一番大切な要素だし、その経済効果も否定する気はない。だが、物珍しさだけではやがて飽きられ、採算がとれなくなるのは明白だ。それ以上に、日本文化よりも外国文化に迎合する価値観に一種の不安を感じる。

 踏み込んで言うなら、日本のレジャー産業を下支えしているのが外国のテーマパークであることが一番不満だ。 旭山動物園に見習い、創意工夫によって日本独特の伝統文化や歴史的遺産を大切にはぐくんで行かないと、ウエルカム・ジャパン構想も空しく響く。