首里城近辺を散策していたら、民家の庭に桜の花が咲いているのを見つけた。まだ満開には早いが、本土では梅の開花がニュースになる時期だけに一足早い春に心浮き立つものを感じた。 歓会門では、琉球王朝時代の行進の様子を模した武者行列やシーサーが陳列され、華やいだ雰囲気だ。今年は暖冬で過ごし易い金沢だが、やはりこの時期の沖縄は魅力的だ。
紺碧の海と珊瑚、そして真っ青な空が沖縄の代名詞のように思われているが、”事実は小説よりも奇なり”で、年間降水量は、鹿児島県に次いで2番目に多いし、晴天率は下位から数えた方が早い。それでも本土の人たちを惹き付けてやまないのは、沖縄が持つ気候・風土がかもし出す温かさのような気がする。 今回は、三重城や円覚寺、王陵等を歩き回った。いずれも主要な観光名所ではないが、奥深い琉球王朝の歴史に接すると、訪れる度に魅力を増す。風土だけでなく、Foodも満喫出来るので、これからも毎年、訪れるに違いない。