妻がマラソン大会を棄権した原因は、「帯状疱疹」。帯状疱疹は、子供が罹るものと思うのは大変な誤解で、水ぼうそうに罹ったことがある人なら、誰でも帯状疱疹に罹る可能性がある。
というのも、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでいて、加齢やストレス、過労などにより免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動し始め、神経から皮膚に伝わり、発症する。
発症年齢は、60歳・70歳台が圧倒的に多く、女性の比率が6割を占めるが、若い人でも例外ではない。初期症状は、赤い斑点が現れ皮膚の違和感や痛みが出る。小さい頃、罹った病気のウイルスが数十年後に活動するというのは驚きだが、症状も上半身中心に左右どちらか半身だけというのも不思議だ。
妻は、肩関節が痛むので整形外科へ行くと言ったが、斑点が出たのでもしやと思い、皮膚科へ行かせた。早期発見だったが、完治までにはまだ相当の日数を要するようだ。常日頃、体の微妙な変化に注意を払い、専門医を決める知識と判断力を養っておく必要性を改めて認識した。