プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★一隅を照らす:番外編

2011-03-19 09:43:21 | 日記・エッセイ・コラム

 首都圏の計画停電は、被災地以外でも犠牲を強いていることにマスコミは触れない。弱者は、どこにいても孤独で、自己解決を余儀なくされる。私鉄が継続的に通常運行を自主規制しているのに、JRが国交省に指示されてようやく、運行を削減した企業姿勢に憤慨している。

 義母が住む前橋市の計画停電は、3日目から1日2回に増えた。しかも、毎日、時間帯が変わるので、年寄りには心理的負担も重い。一方、被災した水戸市の妹夫婦の店はつぶれたが、自宅の電気・ガス・水道は復旧し、計画停電の対象外でそれ程、不自由をかこっていない。

 さて、いつも昼寝が習慣となっている母が、急用で外出している間に地震が起き、帰宅したらベッドの上にTVが吹っ飛んでいた。いつもどおりに昼寝をしていたら、間違いなく下敷きになっていた。

 本人は、「運が良かった」と笑ったが、母の身を案じていた妻が心痛で体調を崩し、昨日、病院へ行く羽目になった。不足を嘆くより、何が出来るかを考えるのが高齢者の務めだと、自分自身に言い聞かせている。