今日は、私の誕生日。69歳にもなると、ケーキで祝う気にはならないが、全国の子供たちが祝ってくれると思えば、感慨深く、心嬉しい。
七夕を詠んだ俳句は数多く、「七夕の あはぬ心や 雨中天」(芭蕉)などは、今日の天気にぴったりの一句だ。
「七夕や およそやもめの 涙雨」(子規)となると侘しいが、「うれしさや 七夕竹の 中を行く」(子規)は、華やいだ雰囲気が伝わって来る。「満ち足りて 七夕飾りの 街を行く」と盗句。
「七夕や 涼しきうえに 湯に浸かる」(一茶)とあり、露天風呂に浸かり、ヒッグス粒子を思い浮かべて祝うのも乙なものと、瞑想にふけっていたが、「条基地に立つ 七夕竹と星旗」の一句を見つけた途端、夢から醒めた。