気象庁は、昨日、中国・四国・近畿・東海・関東甲信の梅雨明けを発表した。真夏日が続いている北陸を見送った理由は、新潟県に大雨注意報が出ていたためらしい。
この区分では、北陸とは、石川・富山・福井に新潟県を加えた4県となるが、私は地理的・経済的に密接なつながりがある3県を北陸と思っている。新潟県と長野県を「信越地方」と呼称し、北陸3県を加えた場合を「北信越地方」と呼ぶのが一般的だ。
一方、「甲信越」とは、山梨・長野・新潟の3県の総称で、「甲信」となると、山梨・長野の2県を指すからややこしい。いずれにせよ、山梨県は関東地方に属さないので、関東・甲信と使い分けることになる。
そもそも、日本の8地域区分の法的根拠は無く、歴史的な経緯や、行政区分、或いは、住民の帰属意識等に基づいて使用しているだけで、国際的には、5区分(北海道・本州・四国・九州・琉球列島)で周知されている。
北陸地方の週間予報では、雨の日が見こまれず、このまま梅雨明け宣言なしに、夏に突入するように感じる今日の暑さである。