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時悠人chosan流処世術

★子供の日

2016-05-05 13:53:50 | 日記・エッセイ・コラム
 「緑の日」を挟み、「憲法記念日」と「こどもの日」が並ぶゴールデン・ウィークだが、今日の朝日新聞の社説を読んで、愕然とした。

 ユニセフの報告書によると、日本のこどもは、最貧困層と標準的な層との格差比較で、41カ国の中で8番目に大きいという。

 また、文科省がまとめた「公財政教育支出の対GDP比(2011年)」では、3.8%で、OECD加盟国の最下位だ。

 とりわけ、就学前教育段階での最下位(0.1%)は、将来を展望すると絶望的な数字だ。

 少子高齢化が叫ばれて久しいが、国家百年の大計であるこどもの教育に、諸外国並みの予算を配分しないと、もっと少子化が加速する。

 政府が閣議決定した大綱には、「子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図る」とある。

 「決めるが、行わない」のかと思ったりするが、最も豊かな時代に育った「バブル・ジュニア」が、親になった今、その子供たちが教育の貧困に晒されているのは、何とも皮肉だ。