トレッドミルは、走力養成には不向きだが、距離とスピード・経過時間を正確に把握出来るので、体調診断に利用すると便利だ。やり方は簡単で、トレッドミルのスピードを、少しずつ上げて行き、心拍数の変化をチェックしてみる方法だ。
スピードを8.0キロ(1km7分30秒)、傾斜角度3度に初期設定した。5分毎に8.3キロ、8.6キロと徐々に加速すると、120台から130台、140台へと上昇し、142で安定した。エアロビック・ゾーン『(220-年齢)×0.6~0.7』(私の場合94~110)をはるかに超えた。胸が苦しくなり、8.3、8.0とスローダウンし、6.0キロ(1km10分)のウォーキングで終えた。
所要時間30分、距離は4kmだった。最後のウォーキングでの心拍数は、110に戻っていた。好調時、ウォーキングで100を超えることはないだけに、体のどこかに異変が起きていると感じた。
日頃、心拍計を使ってトレーニングしていると、「心拍数とスピード」の連関を体得できる。私の場合、8.6キロ(1km7分)ペースで、120~125が平常値だ。以前は、100台だった。心拍数には個人差があるので、定期的にチェックすれば、体調や加齢による走力変化を自己診断する指標となる。是非、一度試すことをお勧めしたい。