かかりつけの診療所が年内いっぱいで閉院することに決め
られたそう。今日インフルエンザの予防注射でお邪魔した時に、
お聞きしました。
先生は78歳と高齢なのですが、この前お伺いしたときは、
”年末年始の診療のご案内”のメモをいただき、来年も
引き続き診ていただけるものとばかり思っていました。
予防注射の後、閉院に至った理由を先生が説明してください
ました。
受付事務全般を担当されている奥様が、胆嚢がんで、いけない
状態にある。一人ではこの医院を運営していくことは難しく、
奥様を病院に連れて行ったりしなければならないので、
診療所を閉じることにした。
家内は、今まで自分に診察させたことはなく、こんな状態に
なるまで気づけなかったことは残念な思いである。
医師を夫に持ちながら、診察させたことのない奥様。
夫は自分の伴侶であり医師ではない、との思いを
貫かれたのかも知れません。
先生は若い頃アメリカに留学され、テキサス州アマリロで
過ごされたそうです。公団団地で診療所を始められて40年、
二人三脚で、車の両輪のように診療所を切り盛りして
こられました。
本当に長い間お世話になりました。
そして、奥様お大事になさってください。