先日公開された中国でも日本以上の大ヒット!!世界的な人気を誇る「スター・ウォーズ」シリーズの新たなる3部作の第2章。いよいよクライマックスも間近だ。SF映画の、特に視聴効果において革命をもたらした“中間三部作”、創始者ジョージ・ルーカスの思いが色濃い“前史三部作”と比べると、前作「フォースの覚醒」は少々雰囲気が変わった印象を受けた方も多いことだろう。それもそのはず。中間3部作を監督した後、ルーカスは自らが経営していたルーカスフィルムをディズニーに売却。今作でもキャラクター原案にかかわるのみとなっている。つまり、新三部作は新世代のフィルムメーカーたちによる、全く新しい「スター・ウォーズ」だともいえるのである。
しかし、ご安心あれ。ルーカスが生み出したSWの面白さはしっかり新世代へと引き継がれている。これはプロデューサのキャスリーン・ケネディの力が大きい。彼女は70本以上の長編映画を製作してきたのだが、「E.T.」「ジュラシック・パーク」などのスティーブン・スピルバーグ監督作品をはじめ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「シックス・センス」など、数々の名作に関わってきたというから驚き。2012年にはルーカスからルーカスフィルムの社長に指名され、その信頼度は絶大なのだ。そんな彼女が見つけ出し、今作の監督に抜擢したのがライアン・ジョンソンだ。ジョンソン監督はまず、前作「フォースの覚醒」の脚本を熟読し、登場するキャラクターたちを細部まで理解したうえで新たな脚本に着手。だからこそ、登場するキャラクターたちのすべてが、印象深く活かされているのである。
俳優陣もがんばった。特筆すべきは、前作の最後に登場したルーク役のマーク・ハミルだ。その病を押しての渾身の演技には言葉には表せないほどの感動を得られる。その妹レイアを演じるキャリー・フィッシャーも然り。かつてのレイア姫も今や将軍。レジスタンスの最高指導者だ。その堂々たる演技に感銘を受けながらも、今作が彼女の遺作になってしまったことは、何とも悲しい。主人公のレイを演じるディジー・リドリーや、悩める宿敵カイロ・レンを演じるアダム・ドライバーなど、若手の成長も著しい。さらに、新しいキャラクターや珍しいクリーチャー、変わった惑星に戦闘機など、SWファンならウキウキするような仕掛けがいっぱい登場する。ライトセーバーももちろん健在なり。ルーカス監督が大好きだった黒澤明監督の時代(ジェダイ)劇にあやかっての大チャンバラシーンも堪能できる。
さあ、泣いても笑ってもあと1作。父親を殺めてまでダークサイドに陥ってしまったカイロ・レンがどのような行動に出るのか、ジェダイは滅びる運命にあるのか、レイに繋がる人物はいるのか・・・等々興味は尽きないが、この半世紀にわたる大サーガの結末をあと2年、楽しみに待つことにしよう。
(HIRO)
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン
出演:マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ベニチオ・デル・トロ、ローラ・ダーン、フランク・オズ、アンディ・サーキス
新しい時代の幕開け、世代交代なのか『最高指導者スノークのあっけない死』は、旧作のダース・シディアス、ダース・モールのオマージュなのか…。
正体もどういう人物なのかも分からず終い…。
今回の映画、続編としては今までに無い展開で面白かったのだが、『スター・ウォーズ感』がどんどん薄れてきた感じがした。カジノの星(?)で兵器の下りで、善悪もあやふやになりつつある。光と影がいくら表裏一体とはいえ、普通のSF映画になりつつあるのかなぁ~と感じた。それでもやっぱり続編は気になるんですが(笑)
何より『ボバ・フェットのアナザーストーリー』が頓挫したのは残念だが、『ハン・ソロのアナザーストーリー』に期待大!!
ここ最近で言えば、『ローグ・ワン』が良すぎたから今回は70点くらいかな。
皆さんはどうでした?
前作なんかは出来るだけ大きな画面で
大勢の人と感動を共有したくて 大阪のミナミまで観に行きました なのに。。。
確かにシーン、シーンでは引き込まれる場面もありましたが 僕も70点かな
今年は心躍る作品に幾つ出会えるか!