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保税展初日に学んだこと、感じたこと

2017年03月09日 | 楽しいお話し
 今日は保税展の初日でした
 保税展に出展されるジュエリーは、毎回、1万点~2万点。それはそれは圧巻です もちろん、今回も同様で、数多くのジュエリーを見ることには慣れている私でも、さすがに保税展の初日、会場に最初の一歩を踏み入れる時には、そのジュエリーパワーにワ――っと飲みこまれそうに感じます

 私は、常にどんなフェアでも、たくさんのことを学び、どんどんジュエリーの知識を増やしていくのですが、今日は今までに経験したことのない「新しい学びと考えさせられること」がありました
 それを是非、みなさまにもご紹介したいと思います。

 じつは今日は保税展に「初出展」のブランドがありました。それは、香港のキーリン(QEELIN)。
 ヨーロッパで活躍するジュエリーデザイナー、デニス・チャン氏から生み出されるジュエリーは、中国の文化を柱に、クラフトマンシップを重んじ、大人の遊び心満載の優れもの
 幸い、今日はブランドから来られた方、お二人とじっくりとお話をする時間があり、ブランドのコンセプト、一つ一つのジュエリー意味、思いなどを知ることが出来ました。
 お一人は香港から、お一人はフランスから来られた中国人。ブランドへの誇りと自信に溢れ、すべてのお話に熱がこもりました
 その中で、私が初めて耳にしたこと・・・大きな驚きと感動をもって聞き入ったこと・・・

  中国、韓国、日本・・・私達アジアの国々には、長い長い伝統と歴史、尊い文化があります。ジュエリーとはヨーロッパのものという考え方ではなく、これからは私達アジアから、どんどん欧米に発信していかなくてはなりません 

 この発想は、私には全くなかったものでした
昨年の9月に訪れた世界的なジュエリーの見本市、イタリアのVicenza Oro でも、私は日本人の感覚では到底及ばない、一歩も二歩も先をゆくヨーロッパのジュエリー観に触れた思いだったのです。
 しかし、キーリンは違う アジアから発信しようとしている

 現在、キーリンは世界に30店舗の自社のブティックを出店しています。パリ、ロンドン、北京、ソウル・・・
キーリンのジュエリーは、今やヨーロッパのハイブランドと肩を並べるほど世界のジュエリーファンには人気が高い・・・その所以は、フランス企業のグループの元にあるという理由からだけではなく、自分達から発信するリードするという強い信念があるからなのだろうな・・・と実感しました。

 思えば・・・
中国にも韓国にも、王朝時代の女性達には「指輪」「耳飾り」「ネックレス」の文化があります。しかし、私達日本人にとっては、勾玉(まがたま)の時代が終わって以降、着物の文化になってからは、髪飾り以外、指輪も耳飾りもネックレスも装飾品の中には存在しなかったのではないか?とあらためて考えたのでした

 いやいや・・・香港人の方の熱心なお話に圧倒され、引きこまれ、どんどんといろんなことに考えを広げていく、とても有意義な時間でした

 保税展は今日、始まったばかりです どうぞ、ご興味のある方は、是非ぜひ足を運び、ジュエリーのパワーをもらいながら、感じ、考える時間をお楽しみくださいね


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