コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

アイデアは他人に揉んでもらう

2015-04-01 06:03:13 | Weblog
なにかアイデアを思いついても、
秘宝のように貯め込んでいる人がいます。

自分でいくらじっくり温めても、
アイデアという卵は決して孵化しません。
この前提を覚えておきましょう。

自分一人で思いつくアイデアが、
まったくのオリジナルというケースは、
ほぼありません。
違うものを二つ三つ結びつけて生まれるのが普通です。

アイデア商品の販売コーナーを散歩すると
そんなことを感じます。

例えば、「大福」と「アイスクリーム」という、
別個なら珍しくもない二つを結びつけて、
「雪見だいふく」というアイデア商品が生まれる、
といった感じです。

その取り合わせが斬新であり、
何より人に認められたから、
30年以上のいロングセラーとなったのでしょう。

「これとこれを結びつけよう!」と閃いたら、
次のステップはすかさず人に話すことです。

「アイデアを盗まれるかも」といった子どもじみた疑念や、
「けなされたらいやだ」といつたためらいは無用です。
また話す相手は
オーソリティやその道の専門家でなくてはいけないわけでもありません。
友人でも同僚でも家族でも、
まずは身近な誰かに話して、
あなたのアイデアをその人にの頭で「揉んで」もらうのです。

人に話せば、
思いがけない疑問を提示されたり、
反論されたりするので、
自分一人の思い込みで突っ走るという過ちをおかさずにすみます。

さらには、自分自身の考えもより整理され、
アイデアの「核」がくつきりと見えてくるという効果があります。
他人に採まれることで、
そのアイデアが「正しいもの」かどうかではなく、
「良いもの」かどうかがわかるのです。

人に話した際、
相手から次々と疑問が出てくるのは良い兆候です。
「フーン」という反応で終わってしまうのなら、
それだけのアイデアだった証拠で、
実現は難しいでしょう。

商品のみならず、
企画として提案するにせよ、
ビジネスにおけるすべてのアイデアは「素人」が相手です。
そのことについてまったく知らない人にも興味をもたれ、
お金を出して買ってもらえるものでなくては意味がないのです。