ここあコテージ

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種まきのやり直し&若者たちのために

2013-06-06 07:31:53 | 

昨日は良く晴れました。
全国的に空梅雨で、雨が降らなくて困っているようですが、
こちら津軽も同様に、しばらくは雨が降らないようです。


さては、気象庁が梅雨入りを読み誤ったか?

それとも今年は渇水が心配なほど、雨量が少なく、
暑い夏に突入してしまうのか?


いずれにしても、飲み水、畑の水、庭の花壇の水、
田んぼの水が困ります。

去年の夏、日照り続きで、ダムに藻が繁殖して、
津軽全体に、水の害があったことを覚えていますか?

このまま雨が少ないと、また藻が・・・

おお怖い!!





さて、水不足の畑ですが・・・
2週間ほど前にビーツの種を蒔いたのに、まだ芽が出ていません。


おかしいと思い、残り種の入った説明袋をよく読むと、
なんと一日水に漬けよ!との説明書きが・・・


かぶや大根と同じだと勘違いして、
説明を読まなかったのが敗因ですね。



これを、改めて隣の畑に植え直すことになりました。
やはり、初めてチャレンジする作物は、必ず説明書きを見るべきですね!

「アブラナ科」だから同じ・・・という固定観念が良くなかった。


年を取るたびに、この「固定観念」がひどくなる気がします。
あくまでも私個人の場合ですけど・・・。

頭が固いというか、融通がきかないというか。






昨日の朝、「朝イチ」で、現代の若者の就職難とか、
就活問題とか、それにからんだうつ病やきひこもりについて
放送されていました。


自分も一母親として、
最後まで集中して見入ってしまいました。

見た方はいますか?


放送の中では、今の大学生、高校生を取り巻く環境を
よく理解せずに意見を言う方がたくさんおられる。

きっと昔の、ご自分の時代の経験だけで物を言っているのでしょう。


けれども、実際に、就活をし続けていても、
実際100社以上を受けていても、就職できずにいる学生は
たくさんいるのです。


うちの子どもも、100までは行かないまでも、
かなりの数の会社にエントリーしましたが、
面接すら受けさせてもらえない会社も多かったのです。


何も現実を知らずに、若者全体が、
「甘えすぎだ」とか、「努力が足りない」とか、「選びすぎだ」
という意見が出ることが、とても残念な事です。

一歩譲って、最初は確かに大学生は「会社を選ぶ」のです。
でも、ある程度選ばないと、自分の適性などを考えたら当然のこと。
でも、それも現実の困難にぶつかると、
学生自身が身をもって「選んでなんかいられない」と考えるのです。
それで、何でもとにかくエントリーする。

しかし、なかなか面接さえこぎつけない。

「努力が足りない」のではない。努力してる。
いわゆる就活服着て、面接にいい印象を受けるように、
化粧の仕方まで教わって・・・面接の仕方まで習って。

でも、そんなこと、会社の側は、個性を見ているのだから・・・
と言っても、まじめな学生は、それを当たり前に思ってしまう。

たくさんの会社を受けるたびに、旅費、宿泊費が膨大にかかる。
親に迷惑かけられないから、バイトさえして就活費用を貯める。

授業は欠席しても大学では黙認される。
何のための大学生活かわからない。





私たちの時代は、バブルの時代でしたから、
どんな職場も潤って、とても就職しやすかったと思います。

そして、エントリーシートに書くという、現代の就活の仕方ではなく、
初めは、単に履歴書のみで判断され、どんな会社も面接だけはできた気がします。


もう一方で、現代の若者たちは、
非正規労働者の身分で働く人が多いのです。

本人は、契約社員なので、いつ首を切られるかわかりません。
それでも、その会社を辞められない。
次の就職がいつできるか不安があるためです。

契約社員は、会社によっては、健康保険も適用されませんし、
会社の都合で、いつも不安定な立場を強いられています。


すべて、若者たちの能力不足とは、片付けられない現実を、
見ることができます。


安倍内閣は、きのう、10年後には、年収一人あたり150万の増額が
見込まれると言いました。
「アベノミクス」の第三の最後の戦略と言うわけでしょうけど。

ごく一部の人たちの所得増加に関心がありません。

それよりも、若者たちが本当に安心して働けるように
改革する方が先なんじゃないか?


この先、安倍さんも死んでいく、
私たちも死んでいく、
残った今の若者たちが、この先を担う世代なのに。


この嘆きをぶつける先もなく、
テレビをじっと見ていた自分ですが、

ある就活生(卒業して数年経つ)が、
「親に大学まで出してもらって、今また就職できずにいる、
自分が情けなくて・・・」と

涙していた女の子は、そのままうちの娘の心であり、
娘の友人たちの心であり、

そして、教会に集っている大学生や非正規雇用に悩む若者たちの
心でもある。身につまされました。

なんとも心が痛む、悲しい番組だったなあ・・・と
思って、少しシェアさせていただきました。


大学生も、大学生の親たちも大変です。

それ以上に卒業生と、その親は、もっと大変です。

どう子どもたちの心を支えていけばいいか、
毎日、どう言葉をかければいいか、
考えながら過ごしているものです。
私もそうでした。


そうした方々が、周辺にいたら、教会にいたら、
是非、温かく見守って、祈っていただきたいなと思います。




ここあでした。