昨日少し書いた「三本の木」の絵本。
クリスチャンの間では、かなり有名ですが、
ノンクリスチャンの方々には、
あまり知られていないのかと思い、
今日はそのお話を、超短く載せますね。
昔、昔のお話です。
三本の木がありました。
3本の木には、将来の夢があって、
1番目の木の夢は、金・銀・宝石を入れられる「宝箱」。
2番目の木の夢は、大きな海を渡る「大きな船」。
3番目の木の夢は、育った山に居て、自分を見る人が
「神様を思ってくれる存在」になりたかったのです。
月日が流れ、大きく育った3本の木。
1番目の木は、やがて伐採されて、
救い主イエス様を寝かせる「飼い葉桶」になりました。
「飼い葉桶」とは、家畜の餌箱です。
1番目の木は、
「イエス様という宝をここに入れる「宝箱」なのだ」
と、わかりました。
2番目の木は、大きな船ではなく、
風に飛ばされそうな小さな漁船になりました。
イエス様はその舟に何度も乗られ、
ある日は、大嵐にもなりました。
2番目の木は、イエス様の働きのために
自分が用いられて、小さな漁船でも満足でした。
3番目の木は、木こりにも忘れられたのかと思うほど、
材木にされたまま、長い間放置されました。
ある日、この材木は運び出され、
2本の木が十字に組まれました。
そして、この十字架を背負わされて丘まで歩く
イエス様の姿がありました。
とても辛い役目になってしまった3番目の木は、
心を痛めましたが、それこそ、一番大切な役目だとわかり、
満足しました。
そう、3番目の木の願いは、
自分を見るとき、人々が神様のことを考えてほしいという
願いが叶ったというわけです。
超駆け足のお話でしたが、
初めて聞いた方はいかがでしたか?
クリスマスとは、嬉しい、楽しいイベントですが、
実は、十字架にかけられるために生まれてきた
悲しい、辛い物語が含まれているのです。
それは、私やあなたの罪の赦しのため。。。
クリスマスは「おめでとう」よりも、
むしろ「ありがとう」がふさわしいのです。
神様の贈り物がイエス様だから。
***
これから、明日の聖餐式のパンを焼きます。
教会もキリスト教暦が「降誕前」節になり、
メッセージも明日から早々と降誕の話になるようです。
いよいよクリスマスシーズン。
忙しい中にも、喜びと平安に包まれるように、
祈りつつ備えたいと思います。
ここあでした。