ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

体重管理XIII 低糖質に配慮したフランス料理

2012年07月16日 | ダイエット

御食事会(於:西洋割烹・吉祥寺)に参加しました。フランス料理は、炭水化物のパンと糖分の多いデザートに注意さえすれば、もともと基本的には低糖質なのでお腹いっぱい食べても問題ないと思います。今回のデザートは低糖質甘味料を使ってくれたそうです。パンは家へのお土産にしました。話がはずんで、ついつい赤ワインを飲みすぎてしまいました。

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****** 店内の様子(西洋割烹・吉祥寺)

シェフと奥さん
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たまたまフランスの有名な画家が来店した時に、「これは私の絵だ!」と気がついてサインしてくれたんだそうです。
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****** 西洋割烹・吉祥寺ホームページより引用 

シェフの素顔 高校卒業と同時に上京、フレンチレストランに住み込みで働き、故村上信夫(当時帝国ホテル総料理長)に師事。25歳で渡仏、コニャック地方の二ッ星レストラン「Le mouln de marcouze」にてドミニク・ブーシェに師事。帰国後、長野オリンピック開会式1週間前に、故郷「飯田」に『西洋割烹 吉祥寺』をオープンさせた。


体重管理? 炭水化物(糖質)制限食の健康に対する長期的影響

2012年07月10日 | ダイエット

炭水化物(糖質)制限食は体重減少効果があり、日本でも広まりつつありますが、この食事療法を長期間続けることによる健康に対する悪影響の可能性もあり慎重論が多いことも事実です。

極端な炭水化物(糖質)制限食として知られるアトキンスダイエットで、心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化などの心血管疾患が増加することが従来より指摘されています。

ギリシャ・アテネ大学医学部の研究チーム(Pagona Lagiouら)は、スウェーデンの女性43396人を約15年間観察したところ、糖質摂取量の低下、あるいはタンパク質摂取量の増加は心血管疾患に関する事故(心血管イベント)に関連していたと、2012年6月26日付の英医学誌British Medical Journal(BMJ)に報告しました。

私自身も最近になって炭水化物(糖質)制限食を実践し始めた一人ですが、この食事療法を開始した直後より、肥満、高血圧、高脂血症などの生活習慣病に対する改善効果が認められ、これを続けることによるストレスもほとんど感じません。自分自身としては、元の体の状態に逆戻りするよりは現状の体の状態を維持する方がはるかにましだと思うので、とりあえずはマイルドな糖質制限食(1日の糖質量130gまで、1食あたりの糖質量<wbr></wbr>20~40g、カロリー制限なし)を継続してみようと考えてます。

****** PubMed (US National Library of MedicineNational Institutes of Health) Free PMC Article

BMJ. 2012 Jun 26

Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study.

Lagiou P, Sandin S, Lof M, Trichopoulos D, Adami HO, Weiderpass E.

Department of Hygiene, Epidemiology and Medical Statistics, University of Athens Medical School, 75 M. Asias Street, Goudi, GR-115 27, Athens, Greece.

Abstract

OBJECTIVE: To study the long term consequences of low carbohydrate diets, generally characterised by concomitant increases in protein intake, on cardiovascular health.

DESIGN: Prospective cohort study.

SETTING: Uppsala, Sweden.

PARTICIPANTS: From a random population sample, 43?396 Swedish women, aged 30-49 years at baseline, completed an extensive dietary questionnaire and were followed-up for an average of 15.7 years.

MAIN OUTCOME MEASURES: Association of incident cardiovascular diseases (ascertained by linkage with nationwide registries), overall and by diagnostic category, with decreasing carbohydrate intake (in tenths), increasing protein intake (in tenths), and an additive combination of these variables (low carbohydrate-high protein score, from 2 to 20), adjusted for intake of energy, intake of saturated and unsaturated fat, and several non-dietary variables.

RESULTS: A one tenth decrease in carbohydrate intake or increase in protein intake or a 2 unit increase in the low carbohydrate-high protein score were all statistically significantly associated with increasing incidence of cardiovascular disease overall (n=1270)-incidence rate ratio estimates 1.04 (95% confidence interval 1.00 to 1.08), 1.04 (1.02 to 1.06), and 1.05 (1.02 to 1.08). No heterogeneity existed in the association of any of these scores with the five studied cardiovascular outcomes: ischaemic heart disease (n=703), ischaemic stroke (n=294), haemorrhagic stroke (n=70), subarachnoid haemorrhage (n=121), and peripheral arterial disease (n=82).

CONCLUSIONS: Low carbohydrate-high protein diets, used on a regular basis and without consideration of the nature of carbohydrates or the source of proteins, are associated with increased risk of cardiovascular disease

****** 読売新聞、2012年7月7日

低炭水化物ダイエットご用心
心筋梗塞、脳卒中の危険 ハーバード大など発表

 炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるとの研究を、ハーバード大などのグループが英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表した。炭水化物を減らすダイエットが日本でも広まっているが、慎重に取り組む必要がありそうだ。

 同研究グループは1991~92年、スウェーデンの30~49歳の女性4万3396人の食生活を調査し、その後平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査した。

 1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析。炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えた。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1.6倍高まった。

 同誌に掲載された論評では、低炭水化物の食事は、食物繊維やビタミン、ミネラルを減らすとともに、高たんぱく質だとコレステロール、飽和脂肪酸などが増え、危険性が高まるのは不思議ではないとしている。

 国立国際医療研究センター(東京)の野田光彦糖尿病研究連携部長は「低炭水化物の食事の体重減少効果は、長期的な健康影響についてはあまり検証されておらず、注目すべき研究だ。日本人でも、健康への長期影響を検証することが必要だ」と話している。

(読売新聞、2012年7月7日)


体重管理? 糖質制限食(中間報告)

2012年06月30日 | ダイエット

2月21日付の朝日新聞の(日本医大腫瘍内科・勝俣範之教授が半年間で85kgから25kg減量したという)記事で低炭水化物ダイエット(糖質制限ダイエット)を知って興味を持ち、さっそくその日から糖質制限食に取り組み始めました。

糖質制限食を始めるにあたっては、「アトキンス式低炭水化物ダイエット」、釜池豊秋先生の「糖質ゼロの健康法」、江部康二先生の「主食をやめると健康になる」、山田悟先生の「糖質制限食のススメ」などの情報が非常に参考になりました。

最初の数週間はアトキンス式のような極端な糖質制限(1日の糖質量20~40g程度)でしたが、そこまで極端にやらなくてもマイルドな糖質制限(1日の糖質量130gまで、1食あたりの糖質量20~40g)でも十分な減量効果が認められることがわかってきたので、現在はカロリー制限をしないマイルドな糖質制限を継続中です。

私の場合、糖質制限食を開始してからまだ4カ月余りしか経過してませんが、糖質制限食を開始する前と比較して、肥満、高脂血症、高血圧などの生活習慣病はかなり改善してきました。毎日が快適で、寿命が延びたような気がしてます。

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体重管理Ⅰ

体重管理Ⅱ

体重管理Ⅲ いかにしてリバウンドを回避するか

体重管理Ⅳ リバウンド対策(中間報告)

体重管理Ⅴ 糖質制限食

体重管理Ⅵ 「糖質制限食なら続けられる!」

体重管理Ⅶ 糖質制限食(本日の夕食)

体重管理Ⅷ 糖質制限食について

体重管理Ⅸ ステーキ弁当

体重管理Ⅹ フランス料理


体重管理Ⅹ フランス料理

2012年06月28日 | ダイエット

本日は近所のフレンチレストランで食事会があり参加しました。糖質制限中でパンは食べられないので、持ち帰りにして妻へのお土産にしました。会計の際にシェフとお話しをする機会があったので、糖質制限食の説明をして、レストランのメニューに加えてもらうように交渉しました。シェフが糖質制限食を勉強して作ってみると言ってくれました。近所に糖質制限食を美味しくいただける美食レストランができたら、ぜひ常連客になりたいと思います。

西洋割烹「吉祥寺」
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体重管理Ⅸ ステーキ弁当

2012年06月27日 | ダイエット

本日は駒ケ根市のレストランPAOのステーキ弁当をいただきました。とても美味しいお弁当でした。一応、糖質制限ダイエットを実践している最中なので、御飯だけは残しました。

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最近、北里研究所病院・糖尿病センター長・山田悟先生監修「外でいただく糖質制限食、奇跡の美食レストラン」(幻冬舎、1800円)が出版されました。地方でもおいしい糖質制限食をだしてくれるレストランが増えてくれるようになるとうれしいです。

****** 読売新聞,2012年6月23日

糖尿病患者向けのレストランガイドを出版した医師
山田悟さん(42)

 食事制限が求められる糖尿病患者。こうした患者も心ゆくまで食事を堪能できる店を紹介した「奇跡の美食レストラン」(幻冬舎)を出版した。
 勤務先の病院で、男性患者が自分の喜寿の祝いにフルコースを食べられず悲しい思いをした、と訴えた。「食事制限は医学的に正解だが、幸福感は味わえない」。糖尿病専門医として、患者でも人生を楽しめる食事はないか、頭を悩ませてきた。
 2008年、米医学誌にカロリーよりも糖質を制限した方が体重や血糖値を減らせるとする論文が掲載された。糖質が多い米や小麦、砂糖を減らせば、美食も許されるのでは。米国糖尿病学会も同年、糖質制限食の効果を認め、自信を深めた。
 糖質の少ない食材を資料にまとめ、ミシュランガイドの掲載店などに何度も出向き、糖質制限食の提供を依頼した。
 協力店には、パンに小麦ふすまを使うなどし、糖質を1食当たり20~40グラムに抑えてもらった。糖質の量は、コンビニおにぎり1個分以下だ。
 「糖質制限食を支持しない医師もまだ多いが、これを機に理解を広めていきたい」(医療情報部 利根川昌紀)

****** 朝日新聞、2012年5月12日

糖尿病患者用のレストランガイドを出版する医師
山田悟さん(42)

 「食いしん坊」だからこそ、食べられないつらさがわかる。
 近く出版する「奇跡の美食レストラン」は食事制限に悩む糖尿病患者や家族が「待ち望んでいた」本だ。血糖値を上げない料理やスイーツを出す約60店を紹介した。
 北里研究所病院(東京)糖尿病センター長として、1300人の患者を診る。「家族と同じ祝い膳を食べたい」という患者の声をきっかけに4年前、ミシュランガイドの全掲載店に糖尿病患者向けメニューの有無をアンケートした。
 イタリア料理のシェフから、糖質を多く含む材料を使わない「糖質制限食」を紹介され、早速足を運んだ。「これだ」。パスタもデザートも食べられ、何よりおいしい。カロリーを気にせずにすみ、米糖尿病学会も認める治療法だ。
 毎週末、妻サラさん(37)と自腹で食べ歩き、糖質制限食のコースを店で出すよう、シェフを口説く「営業」の日々が始まった。小麦粉の代わりにふすま粉、砂糖の代わりに人工甘味料……。限られた素材で、一流シェフたちはおいしい料理に仕立てた。
 賛同者の一人で、日本におけるフランス菓子の先駆者、河田勝彦さん(68)は「食を愛する者同士、心が通じ合った」と話す。
 一流店が出すことで、糖質制限食のすそ野が社員食堂やコンビニにも広がることを期待する。「おいしい食事は幸せに不可欠です」


体重管理Ⅷ 糖質制限食について

2012年06月22日 | ダイエット

三大栄養素のバランスのとれたマイルドなカロリー制限食で、ゆっくりと長い時間をかけて減量することができれば、それが一番健康的で理想的なダイエット方法だと私も考えています。しかし、その標準的なダイエット方法で減量を試みても失敗する人が少なくありませんし、一度は減量に成功してもすぐにリバウンドする例が少なくありません。そこで、標準的なダイエット方法で減量がうまくいかなかった人の場合の次善の選択肢の一つとして、糖質制限ダイエットも一度は試してみる価値はあると思われます。今回私も自分自身に試してみて、糖質制限食の減量効果が大きいことはよくわかりました。ただ、糖質制限食を長期間続けた場合の身体への影響に関するエビデンスが未だ十分でないため、現時点では糖質制限食は糖尿病や肥満の標準的な治療方法にはなってません。経験豊富な糖尿病専門医である私の友人の意見を聞いてみましたが、やはり、「糖質制限食は長期的予後が不明なので自分の診ている糖尿病や肥満の患者さんにお勧めすることはできない」との見解でした。

****** 我が家の夕食(糖質制限食)

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・ 明治北海道十勝カマンベールチーズ
・ 無調整豆乳
・ KIRINリキュール濃い味糖質ゼロ

※ お米の御飯なし、カロリー計算なし

****** 体重管理グラフ

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体重管理Ⅶ 糖質制限食(本日の夕食)

2012年06月19日 | ダイエット

本日の我が家の夕食です。一応、糖質制限食になっていると思いますが、摂取カロリーはけっこうあります。糖質制限ダイエットでは、野菜、肉、魚、豆腐、チーズなどは、カロリーを全く気に<wbr></wbr>せず制限なく食べられますから、長く続けやすいと思い<wbr></wbr>ます。ただ最近は食べる量が増えてきて体重は全く減<wbr></wbr>ってませんが、とりあえずリバウンドはしてないのでよし<wbr></wbr>としてます。

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① 牛肉、アボガド、赤ピーマン、タマネギ、エリンギ、チンゲン菜をフライパンで炒めた
② カリフラワー+水菜のサラダ
③ インゲン豆のゴマあえ
④ ブリの照り焼き
⑤ 明治北海道十勝カマンベールチーズ
⑥ KIRINリキュール濃い味糖質ゼロ

※ お米の御飯なし、カロリー計算なし


体重管理Ⅵ 「糖質制限食なら続けられる!」

2012年06月15日 | ダイエット

昨日の朝日新聞で糖質制限食の特集記事がありました。

私も4か月前より1日3食とも糖質制限食にしてます。御飯、パン、う?どん、そば、芋類、スナック類などは食べられませんが、野菜、肉、魚?、豆腐、チーズなどは、カロリーを全く気にせず、制限な?く食べられますから、長く続けやすいと思います。

肥満対策として糖質制限食を開始しましたが、意外にも高血圧、高脂血症なども改善し、今のところ体調良好です。今後も糖質制限食を長く続けたいと考えています。

****** 朝日新聞記事(2012年6月14日)より引用

糖質制限食なら続けられる! 
主食控え 肉OK カロリー不問
 
糖尿病患者向けに、食事の糖分量を抑えた「糖質制限食」が注目されている。日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の一つとして初めて認めた。従来のカロリー制限食に比べ取り組みやすいと、病院やレストラン、食品メーカーなどで糖質制限食を採り入れる動きが広がってきた。

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糖尿病の治療に効果 血糖値が改善・体重も減
 糖質は炭水化物や芋類などに多く含まれる。例えば、ご飯1膳の糖質量は約55グラム、6枚切りパンは1枚あたり約40グラムに上る。和食で使う砂糖やみりんなどの調味料にも注意が必要だ。一方、カロリー制限食では控える肉類や乳製品にはあまり含まれていない。
 東京都の北里研究所病院では2009年から、カロリー制限食療法がうまくいかない人に2週間、「教育入院」をしてもらい糖質制限食を出している。4日から、院内のレストランでも提供を始めた。
 糖質量の多い主食を抜く代わりに、主菜2品、副菜2品を出している。ある日のメニューは、黒ムツの田楽焼き、鶏肉と根菜の炒め煮、厚揚げと青菜の煮物、白菜のわさびあえだ。管理栄養士の内田淳一さんは「味付けを薄くし、主食を取らなくても満足できるようにしている」と話す。
 糖尿病治療では長年、カロリー制限食が基本とされてきた。しかしカロリー計算が面倒くさい上、量も少なく、続かない場合が多い。糖質制限食は、糖質量を減らせばカロリーは気にしなくてもいい。
 同病院の山田悟・糖尿病センター長は、カロリー制限がうまくいかなかった患者24人を、再びカロリー制限食を試す人と糖質制限食を試す人に無作為に分け、6カ月間観察した。その結果、糖質制限食を試した人のみ、血糖の平均値や中性脂肪、最低血圧の値が改善したという。
 京都市の高雄病院では、入院患者のほか、外来患者でも予約すれば糖質制限食を食べられる。これまでに、入院患者約600人、外来患者約1500人が、糖質制限食による治療を受けたという。
 飽きずに食べられるように、外来患者にも院内で出す食事のレシピを渡すなど工夫している。理事長の江部康二医師は「米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、患者さんの関心は高い。今後、多くの医療機関で広がるだろう」と話す。
 このほか慶応大病院や東海大病院などでも、治療への導入を検討している。東海大の鈴木大輔准教授は「3月からカロリー制限ができない人に試したところ、血糖値や体重減に効果があった。今後、さらに症例を増やし効果を見ていきたい」と話す。

レストランでも人気、材料工夫しコースで
 糖質制限食は、日本糖尿病学会も治療の選択肢の一つとして認めた。5月の学術集会では、1日の糖質量130グラムを目安とすることで合意。金沢大内分泌代謝内科の篁俊成准教授は「糖質以外に採るたんぱく質や脂肪の質も重要でこの療法を試す際には併せて考える必要がある」と話す。
 東京都内の伊レストラン「ボタニカ」は4年前から糖質制限食メニューを提供している。口コミだけで毎月、100人以上の予約が入る。
 前菜2品、パスタ、メーン、デザート盛り合わせのコースの糖質量は計20グラム台。コースにはフォアグラや肉も含まれ、小麦たんぱくでパスタを作る、ふすま粉でパンを作るなどの工夫をしている。同様に糖質制限食メニューを用意している店は、東京や京都、大阪などに約40軒ある。
 料理長の新井田光央さん(45)自身も以前は糖尿病予備軍で、体重が100キロを超えていた。しかし糖質制限食を採り入れたところ、3カ月で体重が30キロ減り、血糖値も正常に戻った。普段の食事でも主食を減らす、砂糖を人工甘味料にする、芋類をほかの野菜に置き換えるなどで、糖質量を抑えられるという。
 糖質制限食を採り入れる動きは食品業界にも広がっている。日清製粉は、東京都内のラーメン店「麺屋武蔵」と協力し、低糖質ラーメンやパン、ピザなどの開発を進めている。ふすま粉を用いることで、ラーメン一杯の糖質量を、通常の80グラムから30グラム程度に抑えられるという。
 麺屋武蔵の山田雄店主は「メタボな人でも気にせずに粉モノを食べられる文化を作りたい」と話す。
 大手乳製品メーカーも、1個あたりの糖質量が5グラム以下のアイスを開発中だ。【岡崎明子】

****** 体重管理グラフ

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体重管理Ⅴ 糖質制限食

2012年06月08日 | ダイエット

今回のダイエットを開始してから約4カ月になります。最初の2カ月間で約10kg減量し、その後の2カ月間はあまり大きな体重変動はありません。まだ目標体重には程遠い状況ですが、毎朝、体重と血圧を計測してそのデータをパソコンに記入する行為はほぼ習慣化されました。

数年前から高血圧で降圧剤を内服してましたが、なかなか血圧が安定せず、降圧剤の量と種類がだんだん増えてました。降圧剤は死ぬまで内服し続ける必要があると考えてましたが、ダイエットを開始してから血圧がすぐに下がり始めて、降圧剤の量と種類を徐々に減らしていき、最近2か月間は降圧剤を内服してませんが、血圧はほぼ110/70程度で安定してます。

カロリー制限では長続きしそうにないので、最近は糖質制限食を心がけてます。脂質やカロリーは特に制限してません。御飯、パン、そば、芋類などは絶ってますが、肉、魚、チーズ、豆腐、無調整豆乳などはお腹いっぱい食べて、お酒はAsahi off(プリン体85%オフ、糖質70%オフ)、KIRIN濃い味糖質ゼロなどを毎日飲んでます。空腹感は全くなく、これなら全く辛くもないので、一生涯無理なく続けられそうです。体調は非常にいいです。

今まで、スーパーに食材探しの買い物に行くなんてことはほとんどなかったん?ですが、最近は、ときどき妻と一緒にスーパーで糖質制限食の食材探?しを楽しむようにもなりました。

外食の時は、定食やどんぶり、セットなどはだめで、単品?で、サラダ、ステーキ、魚料理、チーズなどを選んで別々?にオーダーするので、結局、他の人よりもだいぶ高くなっ?てしまいます。うどんやそばの専門店に入ると、オーダー?する料理がなくて困ることもあります。宴会の時は、食べ?られるものを選んで、口に入れるようにしてます。

私自身が過去に実践し挫折を繰り返してきた数々のダイエ?ット法と比べて、糖質制限食は自分には一番向いていると?感じてます。これなら長続きするのではないかと感じてま?す。しかし、人によっては、糖質制限食が全く合わない場?合もあると思います。ですから、他の人にお勧めしていい?ものかどうかはよくわかりません。

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体重管理Ⅰ

体重管理Ⅱ

体重管理Ⅲ いかにしてリバウンドを回避するか

体重管理Ⅳ リバウンド対策(中間報告)


体重管理Ⅳ リバウンド対策(中間報告)

2012年05月03日 | ダイエット

3か月ほど前にAOKIで新調したズボンがぶかぶかになりました。この<wbr></wbr>ズボンがまたちょうどよいサイズにならないように気をつけたいと<wbr></wbr>思います。

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ダイエットの方法と経過: 炭水化物をなるべく控えて野菜と蛋白質中心の食事にしました。自家用車での通勤から徒歩通勤(<wbr></wbr>片道30分)にしました。減量を開始してから約10週間経過し、最近2週間は停滞期でほとんど<wbr></wbr>体重の変化がありません。

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体重管理Ⅲ いかにしてリバウンドを回避するか

2012年04月25日 | ダイエット

ここ2カ月間、野菜中心の食事で、御飯、麺、パンなどはほとんど食べてません。その間に、結婚式や宴会が何度かありましたが、炭水化物は極力口に入れないようにし、酒も飲まないでウーロン茶で済ませました。通勤は緊急時以外なるべく徒歩とし、職場内の移動はなるべくエレベータを利用せず、階段を使うようにしてます。

今のところ体調はすこぶる好調で、体調不良には陥ってません。以前は、高脂血症、肝機能障害、高血糖などあり、血液検査をすると異常値だらけだったんですが、つい最近、職場の人間ドックがあり、血液検査の異常値はすべて正常化してました。また、高血圧で降圧剤を数種類内服し量も増える一方で、それでも血圧コントロール不良(160~180/90~110程度)が数年続いてましたが、最近は血圧が正常化してきましたので徐々に降圧剤の種類と量を減らして、今は降圧剤は全く内服せず様子を見ているところで、今のところ血圧110~130/70~80程度、脈拍60程度で比較的安定してます。もしかしたら、このまま降圧剤を内服しなくてもいい状態が続くかもしれません。

今まで、ダイエットにある程度成功しても、ダイエット終了直後から急激なリバウンドが始まり、数か月以内に気がついたらダイエット開始前よりひどい状態に逆戻りというダイエット失敗経験を過去に何度も何度も繰り返してます。ですから、ダイエットは、いかにして体重を減らすか?よりも、いかにして減らした体重の状態を維持していくのか?の方がより重要で達成困難な問題だと考えてます。

ダイエットの敵、リバウンド現象を克服するためにはどうしたらいいのか?


体重管理Ⅱ

2012年04月20日 | ダイエット

2か月間で約10kg減量しました。標準体重までにはあと約10kgの減量を要しますので、ちょうど中間点まで来たところです。目標達成まで途中で挫折しないように気をつけたいと思います。

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体重管理


体重管理Ⅰ

2012年03月20日 | ダイエット

昨年は久し振りの受験生生活(周産期専門医試験)を送り、ほとんど運動もせず受験勉強に明け暮れて、自分自身の体重管理を完全におこたっているうちに、気がついたら1年間で10kgほど体重が増えており、いつの間にか生涯最高体重にまで達しておりました。『このままでは定年退職まで健康に働ける筈がない、いつ倒れても不思議ではない、何とかしなくては』などと自分でも感じていた時に、日本医大・勝俣範之教授が半年間で85kgから25kg減量したという新聞記事を読んで、私も急に思い立ってダイエットを開始しました。とりあえず最初の1か月間で5kgほど減量しました。BMI=22の標準体重にするためには、あと15kgほど減量する必要があります。途中で挫折しないように続けたいと思います<wbr></wbr>。

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(以下、新聞記事からの引用) 

****** 朝日新聞、2012年2月21日

がん予防も運動から

勝俣範之さん(腫瘍内科医、日本医大武蔵小杉病院腫瘍内科教授、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、がんの内科的な治療が専門、趣味はフルマラソン)

 日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人(09年)と、約半数の方が亡くなっている。

 74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。2人に1人はがんになるということだ。

 米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約9万人に上る。

 そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で体重が85キロぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。思い立ってダイエットを開始。約半年間で25キロ減らし、今もその体重を維持している。

 その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはたんぱく質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョギングを始め、マラソンにも挑戦している。

 がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本のがん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。

 ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーションをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきらめないで欲しい。

(以上で引用終わり)


ダイエットの原則

2012年01月21日 | ダイエット

ダイエットの原則は、筋肉や骨の量は維持し、余分な体脂肪をゆっくり減らして、徐々に適正体重に近づけていくことです。

一般に、体脂肪1 kgに相当するエネルギー量は7200 kcalと言われています。例えば、1か月で1 kg減量するためには、エネルギーの収支バランス(摂取カロリー・マイナス・消費カロリー)を1日当たり平均して240 kcal (7200 kcal ÷ 30)マイナスに保つ必要があります。240 kcalは御飯1.5杯で摂取するカロリーに相当し、ウォーキングなら1時間で消費するカロリーに相当します。また、年齢とともに基礎代謝(生命活動を維持するために必要なエネルギー)は減少するので、加齢とともにだんだん太りやすくなりがちです。筋トレで骨格筋を増やし基礎代謝を上げて消費カロリーを増やす必要があります。

節食により摂取カロリーを少し減らし、軽い運動や筋トレにより消費カロリーを少し増やして、エネルギー収支バランスを少しマイナスに保ち、余分な体脂肪をゆっくり減らしてゆく必要があります。


1か月断食の成果

2009年12月04日 | ダイエット

11月の1か月間、食事と言えば主に野菜くらいしか食べずに過ごし、体重の約10%(8kg)の減量に成功しました。できれば、年内にあと2kg程度減量したいと思っています。油断するとすぐにリバウンドしてしまうので、今回は十分気を付けたいと思います。

やせることよりも、やせた状態をいかに維持するかの方が、はるかに重要で困難な問題です。やせた状態を維持するために絶対に必要なことは、太る原因となった食習慣を変えることです。減量で減らした体重をいかに維持するかが最重要事項です。ダイエット成功後、油断してはいけない期間は2年間と言われています。特にダイエット成功後の半年間くらいは最も警戒すべき時期です。食事量には常に気を配り、体重が増加し始めたら、すかさず運動量を増やすなどして早めに対処する必要があります。

私の場合、例年、12月初旬に職場の健康診断があり、毎年11月に入るとあせりだして恒例のダイエットに挑戦し、そこそこの成果をあげても、忘年会シーズンで急激にリバウンドし、新年を迎える頃には元の体重に戻っていることが多いです。実は、昨年の11月も約10kg程度の減量に成功し、忘年会シーズンは何とかリバンドしないで乗り切れましたが、その後10か月をかけて徐々に元の体重に戻っておりました。減量とリバウンドを繰り返すのは、「ヨーヨー現象」とか「ウエイト・サイクリング」とか命名されていて、健康には一番よくないです。私の今までの体重変動パターンが、その典型例です。今回こそは、そのようにならないように十分に気を付けたいと思います。

参考記事:

ダイエットの敵、リバウンド現象を克服するためにはどうしたらいいのか?

メタボリックシンドロームについて

肥満とダイエットについて