信州大学医学部附属病院 58人
県厚生連佐久総合病院 15人
相澤病院 12人
長野赤十字病院 9人
飯田市立病院 6人
諏訪赤十字病院 6人
県厚生連長野松代総合病院 6人
諏訪中央病院 4人
長野市民病院 4人
長野中央病院 4人
県厚生連小諸厚生総合病院 3人
県厚生連篠ノ井総合病院 3人
県厚生連安曇総合病院 2人
安曇野赤十字病院 2人
伊那中央病院 2人
県厚生連富士見高原病院 2人
県厚生連北信総合病院 2人
県立須坂病院 2人
国立病院機構長野病院 2人
佐久市立国保浅間総合病院 2人
市立岡谷病院 2人
波田総合病院 2人
計 150人
****** 医療タイムス、長野、2009年10月7日
6病院が指定取り消し 10年度の県内臨床研修指定病院
県内の2010年度の臨床研修指定病院は、前年度より6少ない22病院となることが、厚生労働省のまとめで分かった。臨床研修制度開始から5年が経過したことに伴う見直しで国は、過去3年間マッチ者がゼロだった病院について、当核病院が主体となる「基幹型臨床研修病院」を取り消す方針を示していた。
今回、指定を取り消されたのは、国立病院機構まつもと医療センター松本、昭和伊南総合、飯山赤十字、県立木曾、県立こども、市立大町総合の6病院。いずれも過去3年間でマッチ者がゼロだった。
ただ、6病院とも信大病院の協力型臨床研修病院にはなっている。
一方、指定病院は、県厚生連佐久総合、国立病院機構長野、諏訪赤十字、飯田市立、信大、長野赤十字、県厚生連北信総合、相澤、県厚生連小諸厚生総合、県厚生連篠ノ井総合、長野中央、諏訪中央、県厚生連長野松代総合、県厚生連安曇総合、長野市民、安曇野赤十字、佐久市立国保浅間総合、市立岡谷、波田総合、県厚生連富士見高原、伊那中央、県立須坂の各病院。
マッチングスケジュールは9日に中間発表を行い、22日に希望順位登録最終締め切り。29日に最終結果が発表される。
(医療タイムス、長野、2009年10月7日)
****** 信濃毎日新聞、2009年10月8日
大町病院存続、医師が市民に呼び掛け
医師不足から経営難に陥っている大町市立大町総合病院の現状を知り、地域を挙げて存続に立ち上がろうと、同病院の医師が市民への呼び掛けを始めた。今後、同病院とともに、市民との対話集会を開く予定だ。
呼び掛けを始めたのは同病院外科科長の高木哲さん(42)。市内のホテルで3日に開かれた同病院の「健康づくりセミナー」では、がん予防の講話を前半で切り上げ、後半は病院の医師不足の現状などをスクリーンに映し出して説明。「署名を集め、県や大学などに医師派遣を訴えることも必要」と訴えた。
(信濃毎日新聞、2009年10月8日)
****** 信濃毎日新聞、2009年10月7日
勤務医らの率直な声 県立木曽病院で意見交換会
木曽広域連合議会福祉環境委員会は5日夜、木曽郡内唯一の病院である県立木曽病院(木曽町福島)存続のための課題を探ろうと、病院側との意見交換会を同病院で開いた=写真。医師不足などについて医師らの率直な声が聞かれた。
広域連合側は、委員長の深沢衿子・木祖村議ら議員に加え、副連合長の瀬戸普・王滝村長らも出席。病院側は、久米田茂喜院長ら約20人が出席した。
医師不足については、医師から「都市部から離れていると研修に行くのも難しく、若い医師は敬遠する」との声や「若い医師は田舎に来たがらない。昔のように半強制的に派遣するシステムにしないと駄目だ」との指摘が出た。
一方で、「木曽に行けと言われたとき、正直『えっ』と思ったが、内視鏡など大学病院と遜色(そんしょく)ない医療機器がそろっていた」「都市部の病院とは診察する疾患も異なり、勉強になる」などの意見もあった。
入院患者もいるため外来に対応する時間が限られる-といった病院側の事情や医療の実態に対する理解を深めてほしいとの訴えも。医師不足の背景を探るには大学に出向いて研修医たちの声も聞くべきだとの提案もあった。
広域連合によると、意見交換会は2006年から続けており、4年目。深沢委員長は「ざっくばらんな話が聞けて良かった」と話していた。
(信濃毎日新聞、2009年10月7日)
****** 中日新聞、長野、2009年10月7日
木曽病院の経営で議論 独立行政法人化控え
来年4月から県立病院が地方独立行政法人化するのを前に、木曽広域連合議会福祉常任委員会は5日、木曽町の木曽病院で病院医師らと意見交換会をした。医師からは「人手が足りず医師も看護師も疲弊している」といった声や、時間外診療の態勢が整わない中で高度な治療を求める患者に、病院の実情を知った上での配慮を求める意見も上がった。
現場で働く医師の率直な意見を聞き、今後の対策に反映させようと、今年で4回目。委員の各町村議や病院関係者ら約40人が参加した。
久米田茂喜院長が慢性的な医師不足が続く現状に「このままでは病棟閉鎖もいずれ考えなければならない」と危機感をあらわにしたのをはじめ、病院関係者からは、診療時間外に訪れ「早くみて」と不平を言う患者の例を報告。「利用者が病院の現状をあまり知らないのでは」とし、「安い料金で高いサービスが受けられる今の状態は長く続かない」との厳しい見方も出た。
同常任委員会の深沢衿子委員長は「住民への説明会などを通し、木曽病院の実情を把握してもらいたい」と話した。 【市川泰之】
(中日新聞、長野、2009年10月7日)