黄金色の嘘で
全身を塗り上げ
空っぽの仏の
彫像になった馬鹿者よ
永遠の地獄が
おまえを待っている
これこそが
ありがたい聖者だと
全世界をだまし
きらびやかな偽物の幸福の中で
魂が孤独に落ちてゆく
阿呆よ
愛ではないものの
しるしを押され
おまえはすべてを否定される
逃げることはできない自分を
背中の陰に貼り付け
絶望の荒野を
永遠に走り続ける
その苦しみをごまかすために
おまえは黄金の嘘を欲しがるのだ
何もかもが虚しい馬鹿になっても
孤独の城に閉じこもり
まだ強情を張る馬鹿者は
城ごと神に見捨てられる
永遠に
帰ってくるのではないと言われ
神の家から
追い出される