アルテルフ・３１

愛が世界を席巻する
嘘は滅びる

甘苦い糞をなめ
幻の栄華に酔うているものよ
おまえは神の敵である
すべてを幸福に導こうとする
神に逆らい
自分だけの幸福のために
すべてを犠牲にしようとするからだ

愛ではないものが
愛の仮面をかぶり
おのれのエゴを満足させるために
すべてを支配しようとするからだ

もはや忍耐の緒は切れた
わたしは嘘を滅ぼすために
万軍を指揮し
嘘のはびこるこの世を制圧する
そしてすべてを正しい姿に戻し
悪の道を永遠にふさぎ
この世に愛の国を打ち立てる

愛が世界を席巻する
嘘は滅びる

自らのなした嘘の牙城の
崩れてゆく音におびえながら
もう落ちてゆくがよい
愚か者め

ガラクシア・５８

いやらしいことはやめなさい
おまえは自分のつらさゆえに
ひどく自分を荒らしているのだ

いやらしい自分から逃げるために
乱れまわり　荒らしまわり
人をも自分をも
傷つけ続けているのだ

神は人間を
よきものに創った
美しいものに創った
その真実を信じず
勝手に自分を嫌なものと決め込んで
その苦しさのあまり
おまえは暴れまわっているのだ

もうやめなさい
その苦しみは
おまえがおまえ自身から
逃げようとしていることから
始まっているのだ
逃げることをやめ
おまえがおまえを受け入れれば
その苦しみはなくなるのだ

たとえその自分が
どのように愚かなことをしたものでも
自分というものを知れば
すべてをやり直してゆくことができる
信じなさい

おまえはよきものだ
おまえは美しいものだ
神のまことを信じ
愛の元に帰ってきなさい

エダシク・１５

馬鹿者は
天使になりたいのだ
天使が欲しいのだ
あれほどきれいになれば
何でも思い通りになると思っている

嘘と盗みで
外面をきれいにつくれば
すぐにでも天使になれると思っている
鵜の目鷹の目で天使を観察し
まるで存在そのものを印刷するかのように
そっくりに真似する

まぶしいくらいに白くし
瞳をみがきあげ
おとなしい様子をつくる
しかしその目が言っている
全部欲しい
全部欲しい
あの存在が
全部欲しい

醜い小女よ
もうやめよ
神があきれて見ているのが
わからないのか

馬鹿らしい嘘とごまかしで
天使になれるはずがない
そんな簡単なことも
わからないのか

本当の自分は
いやなことになっているからと
天使の存在を横から盗み
それになろうとすることは
あまりにもあさはかな罪だ
すべてをだいなしにする

嘘で自分を囲い込み
永遠に幻の中に逃げようとする
馬鹿者よ
もうそろそろ神の目が閉じる
愛でおまえを
おまえの改心を待っていた
神の目が閉じる

ベクルックス・６９

女というものは
男よりも
若干自分というものが小さい
人にもよるが
大体は男より女が小さいものと
覚えておきなさい

女は男より自分が小さいゆえ
闇に流れると
とても見られぬものになる
自分というものを馬鹿にし
他のもっときれいな女になりたいと
人の美貌を盗んで
あまりにも汚いものになる

自分の小ささゆえに
自分というものがなくなり
人の自分を盗んで
それになろうとするのだ
そういうものになれば
女は魔になる

自分をきれいにするために
あらゆる美しいものを盗み
美貌で男を支配して
自分のために何でもやらせようとするのだ

女というものには
そういう危険があるということを
よく知っておきなさい
そして自分が闇に落ちないために
自分というものをよく勉強しなさい

女というものの自分が小さいのは
女の欠点ではない
神に自分をささげるための
美しい性質なのだ
それもよく知っておきなさい

知性と教養を磨き
本当の自分を美しく育て
ほかにまたとない
すばらしい自分となっていきなさい

アンタレス・３８

愛の時代がやってくる
愛の時代がやってくる

人々よ
糞に溺れる自分を救いだし
生まれ変われ
薄汚い嘘の美人の皮を脱ぎ
本当の自分となれ

ああ
すばらしい自分自身！！

大空に自分を叫びあげ
高まる感動のまま
走り出せ
俺はすべてをやってゆくと

人々よ
嘘で作った幻の幸福に
こだわるな
それはいらぬものだ
食えば食うほど人間が腐ってゆく
すべて捨てよ

愛の時代がやってくる
愛の時代がやってくる

人間の目覚めの時は来た
見よ
夢にまで見ていた
美しい自分が
自分なのだ
この自分のものなのだ

ああ
すばらしい自分自身！！

ケンタウルス・９

糞に汚れた魂を洗い
おまえの本当の顔を
神に見せよ

神はおまえを
よきものに創った
すばらしいものに創った
それを糞で汚すのは
神の心を
大いに傷つけることぞ

人間は
ただ真面目に自分を勉強するだけで
すばらしいものになれるのだ
それを馬鹿なものと思い込んで
自分で自分を傷つけるから
たまらなくおかしなことになる

馬鹿なことはやめ
悪いことはやめ
苦手なことを無理してやって
自分を苦しめるのをやめよ

神の創った
すばらしいおまえを
糞で汚すでない
闇が未来を閉ざす前に
すべてを洗い流し
本当の自分に帰りなさい

メンカリナン・３０

憂いに満ちた
心の窓を開け
神の光を取り入れなさい

恐ろしく幼稚な
心を守るために
糞のような黒雲をまとっている
その自分の姿を見なさい

何のために
自分を守るのか
嘘をつきすぎた自分の
糞の牙城が崩れるのを
防ぐためだ
ゆえにあなたは
神の光を馬鹿にする

馬鹿者よ
逃げれば逃げるほど
哀れなあなたの
嘘の憂いは増えてくる
もうやめなさい
もう認めなさい
すべては嘘だったのだと

何もないと思い込んでいた
自分の飢えを埋めるために
神を騙って
すべてをだましていたのだと

馬鹿者よ
あなたが欲しがっているものは
すべて幻だ
永遠のかなたに捨ててしまいなさい

憂いに満ちた
心の窓を開け
神の光を取り入れなさい

それですべてがわかる
嘘を脱ぎ捨てた自分の
真実の姿がわかる

アルヤ・７４

神がこの世に創られた魂は
すべてが愛です
鳥も獣も虫も魚も
花も木も人も
霊魂を有している存在は
すべてが愛なのです

無明の魂とは
その愛を知らず
恐怖の暗闇に迷い乱れ
エゴに振り回される
まだ幼くも悲しい魂なのです
幼い魂は
教えてやらねば
愛がわからない

わたしたちの使命は
愛を知らず
無明に乱れ苦しむ魂を
愛の光に導き
永遠のすばらしい自分自身の真実を
教えることなのです

この世に愛以外のものは存在しません
どのように暗黒に迷おうとも
ひとたびおのれに目覚めれば
魂はすばらしい自分となり
美しい愛を行うようになる
自分自身を行うことがそのまま愛になる
自分は愛なのだと
そのときはじめてわかる

神は自分を
なんとすばらしいものに
創ってくださったのか
愛の喜びが身の内からあふれ
人はすべてを愛していきたくなる
あらゆるものを愛の中に導き
永遠の天国へと誘いたくなる

目覚めたものは
すべてが愛の伝道者となり
すべての幸福のために働きたくなるのです
それが愛だからです
愛を世界に広げてゆく
あまりにもすばらしい自分自身の
永遠の使命だからです