模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「プリンセス・トヨトミ」感想

2011-06-03 21:45:39 | 感想
万城目学が原作の小説を映画化したということ以外、全く前情報なしで観てきました。

主人公が、大阪への補助金を調査に来た会計監査員というところが、今回のミソになってます。

調べる先々で、問題はないのに、なぜか引っかかる。
そして、さらに掘り下げて調査するうちに、ついに歴史の裏に隠された大きな秘密を知ることになる…。

と、ここまでで大体映画の半分くらいなんですが、ハッキリ言って、この大阪の裏のからくりが判明したあたりが、この作品の一番の山場に感じました。
あとはもう、突っ込みどころが多すぎるというか、あまりにありえない話で、つじつまが合いません。

というわけで、ストーリーで楽しめる映画ではありませんでした。

他に目を移すと、女子中学生・チャコを演じる沢木ルカという子、非常にカッコカワイくて印象に残ったんですが、この子、「仮面ライダー超電王」で、子供のころの侑斗を演じた子だったんですね。
ヤクザの息子に跳び蹴りを食らわす、超勝気な少女役で、すごいインパクトでした。
今後の活躍が期待されます。

ストーリーが破綻しているこの映画ですが、父と息子の関係、絆について語る部分は、ちょっと考えさせられるものがありました。
父親と二人きりで真剣に話をしたことはあるか?
それが人生にとってどれだけ大きいことなのか。
思い返してみるいい機会にはなりました。

あとは、綾瀬はるかが、胸をゆっさゆっさ揺らして街を走る場面のインパクトが、妙に大きいです。
実際かなり長いこと走っていて、完全に狙ってますね。

実写版ルパンⅢ世の峰不二子役への抜擢は、これだったのか!?
コメント
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