模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「逆転裁判」感想

2012-03-01 21:59:00 | 感想
カプコンから発売された大ヒットゲームを実写映画化!

法廷の見事なセットや、CG、そして登場人物のキャラクターや髪型まで、原作を完全再現しているあたりは、さすが三池崇史監督。

ストーリーは、ゲーム1作目が元になっているらしいですが、ゲームをしたことがないので、純粋に1本の映画として楽しみました。

3日以内に有罪・無罪を判決する「序審裁判」が導入された近未来という設定。
検事と弁護士の激しいバトルが行われます。

突然予定外の証人を立てたり、その場で偶然見つけた証拠を突きつけたり、傍聴人が意見を叫んだり、といった、実際の裁判ならありえない状況が次々に起こります。

普通なら、あまりに非現実的で萎えてしまうところですが、3日以内の判決というシステムから、有力と思える証言や証拠はどんなものにでも耳を傾けようとする裁判長の判断が、抵抗無く納得できます。

実際の殺人事件は、裁判が何年もかかったり、弁護士や検事、裁判官が、一人で何十件もの案件をかかえていたりですが、通常のドラマではほとんど再現されません。
それを思うと、「序審裁判」という、一見開き直った設定は、映画という時間制限のある媒体には非常に有効です。
急いで証拠を見つけ、その場で何とかしようと悩み、思い切った行動をとることとなり、通常なら地味な法廷が、動きのあるビジュアルとなり、スリルのあるストーリーが生まれます。

そのストーリーも、意外にしっかりした推理サスペンスとなっていて、二転三転、最後まで楽しめました。

続編を希望します。

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