テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

テイラーのアコギを早々にカスタムしてみた・・・

2013年02月15日 | 日記
購入して早々に自分流にカスタマイズしてみたのだ

まずは弦高の調整からなのだ


店頭に並んでいるギターは基本的に万人向けのセッティングになっている事が多い

アコギの弦高は一般的にエレキよりも高いのだ

12F辺りで3㎝というのが一つの目安になると思う



弦高は高いほど音に張りが出てくるのだ

ストロークプレイなど音量を稼ぎたい、コードもほとんどローポジ限定
という人はこの辺りで丁度良いと思う

アルペジオが主体でハイポジを積極的に使うという人はさらに下げる必要があるといえるのだ

別にこのままでも問題はないが・・・


さらに下げた方がより演奏がし易いという事なのだ

これはエレキと同じ理屈なのだがアコギの場合にはエレキよりも重要だと思う


弦が太く、張りが強いアコギでは数ミリという違いで劇的な差が出る場合が多いのだ

弦高を自分の好みに調整しただけで今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになったりするから不思議なのだ


買ったままの状態でギターを弾いている人は少ないと思うが・・・

ギターに詳しい人や楽器店のお兄さんに相談してみるのも一考だといえるのだ


初心者の場合には何が自分に合っているのか?

それすら、分からないケースが多いのだ


特に問題がない場合にはむしろ触れない(弄らない)というのが得策だと思う


とりあえず新品のままでは私には少しだけ高いように感じられる

エレキの場合にはドライバーで調整するのだがアコギはサドルを好みの高さに削るしかないのだ



マジックなどで目安になる直線を描いておくと楽だと思う

とくに弦をすべて外す必要はないのだ




”どのくらい下げれば良いのか?”

ポイントが幾つかあるのだ

どのポジションでも弦がビビらない事

手持ちのエレキよりは高く設定する事

1弦側と6弦側を均一に削る事

が挙げられるのだ


エレキの場合には弦の振動を増幅する手だてがあるが・・

アコギの場合には弦の振動とボディの鳴りが命なのだ


弦高を下げ過ぎれば弦の振動がスポイルされてしまうのだ

つまりはアコギ独特の雰囲気が無くなってしまう事があるのだ


この辺りの微妙なさじ加減が非常に奥深く、難しいのだ


ネットなどで検索してみると『サドル削り』のネタをブログに挙げている人を見かける


”新品は取っておいて社外を削る事にしてみた・・・”

的な文章を見かけるが特に恐れることはないと思うのだ


むしろ、バランスが悪い社外のサドルを取り付けるよりも純正の方が相性が良い場合が多いのだ

中には2弦だけオフセットになっているようなサドルもあるのだ


基本的にピッチ調整はできない事になっているアコギだがメーカーもピッチには気を配っているようだ

ちなみに私のテイラーも形状が少し特殊なサドルになっているのだ



これは上記のマジックで描いた線まで削ったサドルを取り付けた画像なのだ


いつものように『弦高計測機』?で測ってみたのだ



ウクレレ用のピックだが2.2㎜ほど厚みがあるのだ

このピックがギターが起きた状態で手放しで留まることからさらに弦高が低くなっていることが窺い知れるのだ


新品の弦はダダリオのレギュラーサイズのコーティング弦なのだ

悪くないフィーリングなのだ


ネックが短いだけにフルサイズのアコギよりも若干テンションが低いと考えられる

アコギの場合の標準弦は012~という事が多いようだ


エレキならばかなり太い部類に属するがアコギならば違和感はない

ウクレレも翌日には新しい弦に交換してしまったのだが・・・


今回のアコギも早速、新品の弦を購入したのだ



ダダリオの一番細い弦をチョイスしてみた



010~というエレキ並みに細い弦なのだ


現状のコーティング弦もフィーリングが悪くないのでしばらくは使う予定なのだ

劣化した時に張り替えてみたいと考えているのだ


弦選びは非常に奥深く難しいものなのだ

何でもかんでもプロの真似をする人が多いようだが・・・


大きな間違いの一つなのだ


自分に最良の弦に出会うまでは色々な弦を試すべきだと思う

私のようにメーカーを限定してそのラインナップの中から選ぶというのもありだと思う


やはり有名メーカーの弦は信頼できると思う



もう一つ改造した部分があるのだ

ルックス的な部分なのだ


プレーンなルックスも決して悪くないが・・・



何となく物足りなのだ


テイラーの個性の一つにピックガードの独特な形状が挙げられる



ミニギター用のべっ甲柄のピックガードを購入したのだ

白く見えるのは保護シートの色なのだ


貼り付けた状態はこんな感じなのだ



如何だろうか?


かなりテーラーになったように感じるのだ



全体的なバランスはこんな感じなのだ


引き締まった印象を受けるのだ


フルサイズのピックガードを観察して貼り付け位置を決めたのだ

メーカー純正だけにピッタリなのだ

べっ甲柄も数種類あったのだが一番高級そうな柄を選んだのだ




最近ではピックガードレスというモデルも多く見かける

アルペジオ主体の上級モデルに多いように感じる


ピックガードが無い分、ボディのバインディングに貝殻の装飾をあしらったりしてバランスを取ることが多いようだ


私のギターの場合、そんな気が効いた装飾など施されていないのだ

格安モデルだけに当たり前だが・・・


それ故にピックガードの効果は絶大だといえるのだ


1000円ちょっとでこれだけ印象が変わるのだ



余談だが・・

実はアコギを購入するのは20年ぶりなのだ


これには楽器店のお兄さんも驚いていたのだ

ギター好きの私はアコギをスルーしていた理由が理解できないようだ

「本当ですか? 久々の購入なんですね~」

「アコギのレコーディングって面白いですよ~」


すでにウクレレでマイク録音を楽しんでいるので何となく理解できるのだ

ウクレレの場合には低音域があまり出ないので録音は簡単なのだ


音のまとまりが良いのだ

弦も四本だし、すべてナイロンなのだ


アコギの場合にはちょっとした工夫が必要になると思う

巻き弦とプレーン弦の音域の調整も難しいのだ


プロのような煌びやかな音色を目指しているのだが・・・

そう容易くはないのだ

シャリシャリし過ぎていたり、低音域が出過ぎてモコモコしたりするのだ


ウクレレ用に作ったパッチで試し録音をしたのだが実際の音と程遠いのだ

改めてアコギ用に専用のパッチを作る必要があるように感じる


試行錯誤しているところなのだ


耳が肥えている常連読者の方々に陳腐な音を御聞かせできないと思う


アコギ単体のソロ

ウクレレとアコギのオーガニックな雰囲気

ロック的楽曲の中にストロークプレイをミックス

アイディアは次から次へと浮かんでくるのだ


私の場合には一本のギターで世界が10倍くらいに広がるのだ


ピックに慣れているギター弾きの人は意外に『指弾き』が苦手だったりするのだ

3フィンガーなど徹夜で猛練習する騒ぎなのだ


エレキではハンマリング&プリングが出来た人もアコギではショボい場合が多い

先にも述べた弦高と弦の太さが理由なのだ


特にエレキから入った人にとってアコギは別世界の楽器だといえる

結局、ピックを使ったストロークプレイに逃げてしまう場合が多いのだ


読者の周囲にもそんな友人がいないだろうか?


私の場合には最初のギターがアコギだったのでそこそこ手に馴染むのだ

「もっと早く買っておけば良かったなぁ・・・」

という感じなのだ


ちなみにミニギターといってもネックの太さもかなり本チャン仕様なのだ

弾いていて違和感がない


弦間が若干狭いように感じるが・・・

これはボディサイズを考慮すれば仕方がないと思う


慣れるしかない気がしているのだ

速弾き的なアルペジオには向かないが普通のアルペジオならば特に問題は感じられない



最近の私に買い物での失敗はないのだ

良い事だと思う


フルサイズのアコギを持っている人にとっては『トラベルギター』的な扱いを受けるミニギターだが・・・


ウクレレ同様に・・・

”『小さな楽器』で何が出来るか?”

これが重要なテーマなのだ


演奏や作曲の不備を楽器を理由にする人がいるが・・・

結局は弾き手のテクとアイディア勝負だと思うのだ


これからギターを始めたい人・・

中級だが行き詰っている人・・・

の参考になれば幸いだと思う



ウクレレ共々可愛い仲間が増えたのだ

  


今さらだが・・・

本当にギターは楽しいと思う


人生が何倍も豊かに感じられるのだ


楽器店のお兄さんも過去に似たような事を言っていたのを思いだしたのだ









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