行きつけの楽器店に展示されているレスポールデラックス
変わったギターだけにチラホラと試奏が入っているようだ
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良いことだと思う
しかしながら試奏したお客さんの反応はイマイチのようだ
見た目はミニピックアップだが・・
コイルの巻き数や構造上の関係から
むしろ、フルサイズのピックアップよりもパワーがあるらしい
実際に私もそんな印象を受けた
「やっぱしRockっしょ!?」
という元気印の人には向いているかも
逆にヴィンテージ系の『枯れた音』が欲しい人には向かない気がする
パワーと繊細さを両立することは不可能
音のベクトルは別方向に向いている
レンジ(音の帯域)が広いという特性も持つギターはあるが・・
究極の万能ギターは存在しないということ
過去に廃盤になったデラックスだが・・
近年になってレギュラーラインとして復活したのだ
ライバルのフェンダーに対して
品数の多さをアピールする目的もあるのだと思う
P-90というシングルピックアップを積むギターとボディを共有できる
「ど~せならもう一種類増やしちゃう?」
という感じで生まれたギターなのだ
検索するもこのギターを愛用する有名プロギタリストが見つからない
レコーディングなどで使う人はチラホラいるようだが・・
決してメインにはならないギターという立ち位置なのだ
ピックアップが小さいので見た目は軽そうだが・・
実は意外に重い個体が多いのも特徴
中古ギターの中には5㎏近い個体もあるようだ
ちなみに行きつけの楽器店が下取りした個体は4㎏の中盤だそうだ
抱えた感じが私のギターよりも重い
顔は細いが下半身が太い人のようなアンバランスさを感じる
逆に重いボディは少しボワつくパワフルなピックアップとの相性が良いかも?
むしろRock向きなギターかもしれない
しかしながら、5㎏という重量級のボディを抱えて弾き続けるのは苦しい
軟弱な中年おじさんは弱音を上げてしまう
クリムゾンのロバート・フィリップのように
椅子に座って弾くスタイルもありかも
独特なルックスと相まってマニアックさが増幅される気がする
ギターは抱え姿もイメージすべき
ステージなどで立って弾くのか?
自宅で椅子に座って弾くのか?
ストラップは必要か? 否か?
その辺りまで踏み込んで考えるとギター購入で失敗しないのだ
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バーストだけがレスポールではないのだ
俳優もすべて美男&美女では芝居が成り立たない
意外に生き残るのは個性派
ある意味でギターにも共通しているかも
デラックスでカッコいい演奏が出来ればかなり目立てる
「見た目は悪いけど・・」
「結構Rockな音が出てるね」
意外に高評価だったりするのだ
レスポールをお探しの方は個性を追求してみては如何だろうか?
むしろ、玉が多いバーストよりも悪目立ちできるかも?😎