以前に時計の話をしたと思う
覚えているだろうか?
”機械式の時計ってどうなの?”
まぁ、使い勝手は普通なのだ
当たり前だが・・
使い手が特にムーブメントを意識することはないのだ
精度に関しても日常使いとしてまったく問題ない
数日間で10秒程度進むという感じ
良いギターのネックは僅かに順反っている
その状態ですべてのセッティングを行っているのだ
機械式の時計も少し時間が進むように調整されているという
時間が進むことに特に問題はない
約束の時間よりも早く到着することを問題視する人はいない
その逆はビジネスシーンにおいてはダメージが大きい
実はロレックスは防水機能も優れているのだ
日常使いのドレスウオッチでも10気圧防水仕様
100メートルの水中に沈めても大丈夫なのだ
突然の雨なども何の問題もない
帰宅後に時計ごと洗っているのだ
ダイバー系のロレックスは30気圧防水仕様
数々の世界記録を達成した人の腕にはロレックスが巻かれていたのだ
現在でも市場に投入する前にかなり過酷なテストを行っているようだ
日常にガンガンと使っているがガラスなどにもまったく傷が付かない
電波時計の時代にあえて機械式の時計を投入する辺りに大人を感じる
少々の不便さを楽しむのも大人の嗜みなのだ
実は良品があったのでもう一個買ったのだ
ロレックスといえばこれ!
というド定番のスタイルなのだ
紳士時計にこの文字盤はコテコテだが・・
婦人用ならば、むしろ高級感があるように感じる
防水や強度など各仕様は紳士時計と共通しているのだ
ロレックスは不思議な時計・・
定価などあって無いようなもの
数十年経過した時計でもまったく値落ちしない物もある
それなり美品という条件付きだが・・
そもそも、この手の時計を買う人がガチャガチャと使い倒すことは少ない
それなりに気を使い、大切に使ってきたのだ
昨今は金の相場が高騰しているようだ
高級時計を資産として購入する人も少なくないそうだ
「これから値上がりしそうな時計ってどれかな?」
は私には無関係な世界観・・
私は時計もギターも『道具』なのだ
使わないならば買わない
飾っておいても意味がないという主義なのだ
今回、ちょっとした流れで二個目のロレックスを購入して思ったことがある
本物は良い!
ということ
これはギターに関しても早い段階から気づいていた
それに気づくまでの時間とお金が勿体無い
結局は遠回りして『本物』に辿り着くのだ
日本製のギターは道具として優れているが・・
何処まで行ってもコピーなのだ
本質という点において本物を超えることはできない
「俺はギブソンとかまったく興味がないよ」
という人にとっては良い買い物
間違いがない選択
しかしながら、頻繁に本家のギターなどを検索している人
常にその存在が気になっている人にとっては結局散財になる
選択として間違っているということ
自分の脳を満足させることが出来ないのだ
当たり前だが・・
人間のすべての行動は脳が制御しているのだ
ギターを楽しく弾くのもギターを弄るのも
すべて自己を満足させる為なのだ
日本製のコピーギターと同様に廉価のギターの改造も似た流れになる
私にも経験があるのだ
何故改造するのか?
限り無く本家の音を真似たいという気持ちが根底にある
本家本物のギターに対するリスペクトなのだ
そもそも改造をするという時点で気持ちで負けているのだ
私の廉価のテレは本家を特に意識していない
別物だと分かっているのだ
それ故にピックアップなどを無駄に交換しない
楽器として必要部分にはお金をかけるのだ
この方向性と考え方は間違いではなかったようだ
このギターは飽きれば60,000円で引き取ってもらえるのだ
世の中は広いのだ
色々な人がいるのだ
単なる紙に描いた絵が数十万円の値を付けることも多々ある
物の値段は需要と供給の関係
それを欲しいと思う人が存在することで値段が決まる
お金の使い方も千差万別・・
行きつけの楽器店に展示していたレスポールデラックスも無事に売れたそうだ
「まったく動かなかったので値引きしちゃいました」
「バッグとか小物とかオマケも一杯付けちゃいました」
「レスポールを狙っている人ってバーストなんですよね」
「まぁ、このギターを下取りに出したお客さんも買い替えですから」
「このルックスを気に入って買ったらしいですけど・・嫌になったみたい」
「確かにちょっと不格好ですよね 目が離れちゃってるっていうか・・・」
「好きな人もいるんでしょうけど・・ 僕もこのギターは持ってないです」
まぁ、それでもどうにかこうにか売れたことは良かったと思う
狭いお店なのだ
空きスペースに売れ筋を展示することができる
結局は商品の回転率が勝負になる
売れ残りのギターは楽器店にとっても印象が悪い
「あの楽器屋っていつ行っても同じギターが並んでるよね」
読者の皆さんもそんな事を思ったことがあるのでは?
間違いではない
売れる楽器屋さんは『鮮度』が良い
買い取り制度はお客さんには便利だが・・
時に楽器屋さんにとっては障害になることもある
そもそも良い楽器ならば売らない
これが大前提なのだ
世の常・・人の常・・・
私も手元に残したギターはお気に入りたちなのだ
時計の話から脱線してしまったが・・
時計もギターも同じ
良い製品や人気がある製品は引く手数多・・
欲しいという人が待ち構えているのだ
余談だが・・
先日購入した婦人用のロレックスはレスポールデラックス
二本分よりも高いのだ
家族にも本物の良さを教えたいと思ったのだ
まぁ、資産としても悪い買い物ではない気がする
時間合わせや状態のチェックは私が面倒を見る予定