ここ最近はアンプに戻っているのだ
アンプが奏でる音に癒やされているのだ
私の愛用アンプはピグノーズの迷彩柄
そこそこレアなモデルだと思う
今でも普通に買えるが茶色い合皮一種類だと思う
最初期のモデルは本当にブタの皮を使っていたのだ
コストや動物保護団体などの抗議で生産終了になったようだ
真相は良く分からない
クラプトンが使っていたことは超有名な話
実はお友達であるジミーペイジも使っていたのだ
遊びではなく、本格的にレコーディングで使用したのだ
少し調べてみれば、色々と面白いエピソードが出てくる
もう1人のお友達であるジェフベックもお城(自宅)で愛用しているそうだ
アンプには色々な用途と立ち位置がある
真空管の大型アンプにもメリットとデメリットがある
繰り返しになるが・・
弾き手(使い手)が何を求めているか?
手軽に持ち運びたい
大きな音で鳴らせない
諸事情があると思う
小型のアンプにもメリットとデメリットがあるのだ
私も過去に自宅用として真空管アンプを二台ほど購入した
当然ながらMAXでは鳴らせない
さらに時間帯なども絡めば、制約が大きくなる
意外にアンプは鳴らせないものなのだ
現実的な話としてヘッドフォン環境だけでも何とかなる
練習からレコーディングまでOK
ヘッドフォンで聴く音には空気感は皆無
アンプから出る音が耳に届くまでには環境という空気を含む
風呂場や教会のような音が反響する場所で弾くのか?
音が壁に吸収されるようなデッドな場所で弾くのか?
耳に届く音はかなり異なる
実際のところ、ジミヘンなどが生きていた時代にはレコーディング
に使えるようなリバーブは存在しなかった
部屋の鳴りをレコーディングに活用していたのだ
ツェッペリンなどは音響に拘り、アルバムごと、曲ごとに
レコーディングの場所を変えていたことは有名な話
ドラムリバーブをかける為に空き家になった
古城の吹き抜けの玄関でレコーディングしたことは有名な話
蘊蓄(うんちく)を頭に入れつつ、いつもの曲を聴くのも楽しい
拘らない人にとっては何でもいいのだ
一方で拘る人は徹底的に拘り倒す
どちらかというと私は後者だと思う
読者の皆さんは如何だろうか?
通の間ではピグノーズでカッコいい音が作れれば一人前だと言われている
ボリューム一個という男らしい仕様
音量を上げれば歪む
甘いオーバードライブという感じ
何ともチューブ(真空管)らしい音なのだ
一流ギタリストたちのお気に入りのポイントなのだ
アンプの音を言葉で表現するのは難しい
残念だがyoutubeでも無理
『あの音』は実機を耳元で鳴らすしかない
アンプ直でも良い音だが・・・・
使用するギターなどでも微調整が必要
やはり、何かのエフェクターとミックスするのが良さそう
私はzoomMS-50Gを使っているのだ
歪み系のエフェクターとも鳴らしてみたが・・
この組み合わせが最強!
フェンダー系のアンプからミニマーシャルのような音の塊まで表現できる
イコライザーなどを駆使すれば、ネガな帯域を補うことも可能
組み合わせることで両方が活きる
ある意味での『化学反応』なのだ
オールインワンの電池駆動アンプもチラホラあるが・・
私が求める音ではない
私にはピグノーズが合っているのだ
面白いことにアンプにもエージングが必要なようだ
弾くほど(鳴らすほど)に良い音になっていく
新品時に感じたモワモワとした不明瞭な音が少なくなっている
不思議なのだ
ある意味でオーディオ用のアンプやスピーカーにも通じる部分があるようだ
正確なデータは残っていないが・・・
天才ジミヘンもピグノーズを愛用していたという噂を耳にする
常用していたかは定かではないが・・・
そんなエピソードもアンプのオーナーには嬉しく楽しいもの
ここ最近はピグノーズも値上がりしている
この仕様で1万円超えを高いと感じる人も少なくないと思うが・・
私は妥当な値段だと思う
むしろ、伝説の音を1万円台で手に入れられることは幸せだと思う
弾き手の力量が問われるアンプなのだ
ある意味で上級者向けなのだ
引き出しがない人は数十分で飽きてしまう
このアンプで萌え、1人遊びが出来るようになれば一人前なのだ
アンプにエフェクティブな要素を求める人にも向いていない
多機能な他社のデジタルアンプを買うべき
何というか・・
ブルースの沼というか・・
泥臭いギターの音に傾倒している人にはドンズバなアンプ
機会があれば、一度実機を試していただきたい
クリーンからオーバードライブに切り替わる帯域を
感じていただけると楽しいと思う
”伝説のアンプ・・”
”それはピグノーズ・・・”😉