テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

廉価アコギで少し遊んでみた

2022年04月16日 | 楽器
読者のみなさん、お久しぶりなのだ

一週間ぶりの投稿になるのだ

貧乏暇無しで多忙な日々を送っていたのだ

暇を持て余しているよりは少々マシだと思う

私の年代は暇な時間に不安を感じてしまうのだ

仕事でも趣味でも少しくらい負荷を感じるくらいが心地良い

多忙とはいいつつもギターは弾いていた

ギターを弾くことを忘れることはないのだ

旅行にもギターを持参するほどのギター中毒なのだ

こんなご時世だけに最近は泊まりで出かけることも少なくなった

少ないというよりは皆無なのだ

10年くらい前までは公私ともに良く出かけていた

最近は環境も変わってきたのだ

心身のバランスがとても良いように感じる

出かけたいという欲が無くなってきた

読者の皆さんは如何だろうか?

仕事で仕方なく外出する程度でお腹一杯なのだ

可能ならば、自宅でギターと戯れていたい

色々な欲が減退する年代に入った気がする

エネルギーに満ちあふれた若い年代を羨ましく感じることもある

まぁ、人生は順番なのだ

そんな私もギターに関する欲求だけは衰えない

これは自分でも不思議なのだ

『ギター欲』にも色々とある

ギターが欲しいという欲求もある

私の場合には物欲はほぼ皆無なのだ

むしろ、それと相反するように技術的な欲求が溢れているのだ

以前にもお話したが・・

もっと、今よりもギターが上手くなりたい

そんな欲求に満ちあふれているのだ

ギター弾きにとって至極自然な欲求だと感じる

「僕はギターが下手でもいいんだよね~」

「ギターに触れていれば幸せなんだよね」

希にこんな人に出会うことがある

実はこんなタイプは意外に少なくない

私の知り合いにも何人かいるのだ

もはや、技術的な部分を語り合う機会すら存在しない

学生時代を懐かしく思い出す

「それってどううやって弾いてるの?」

「チョーキングが上手く出来ないんだよね」

良い意味で競い合い教え合っていた

今の時代は良くも悪くも『個の時代』だと思う

多くのギター弾きはすべてを自己完結させる時代なのだ

技術的な部分もメンテ的な部分も自分で考え自分で解決するのだ

少なくとも私にもそう感じられる

少し寂しい気がする

分からないことは『ネット先生』に質問する時代になった

良いのか?悪いのか?良く分からない

一つだけ言えることがある

技術的な部分は長けている(上手い)人に直接訊くことが一番だと思う

他人に頭を下げる事が出来ない人は人生の半分くらい損をしている

特にギターに関しては大損しているといえる

親切な私は質問されば優しく答えることができる

何かを頼まれれば断れない

知り合いに良くこんな質問をされれることがある

「ブルースってどこで勉強したの?」

「良さそうな教則本とかあるの?」

私は困ってしまうのだ

それなりにブルースの教則本を持っているが・・

微妙に求めるものと違っているのだ

特にアコギ系のブルースに関しては私の欲求と大きく異なる

私の場合にはYouTubeから多くの知識を得たのだ

レクチャー系の動画というよりは実際に演奏している動画に刺激を受けた

幸いにも少しばかり耳コピが出来るのだ

実際に演奏しているポジションを観ながら耳で実音をコピーするのだ

「これってカッコいいなぁ・・」

信じるべきは自分の直感なのだ

自分がカッコいいと感じる音を追求するのだ

追求する方法は色々とあると思う

読者の皆さんが手持ちの教則本を信じているならばそれも良いと思う

不信感や疑問を抱きつつ練習しているようでは成果は期待できない

ギターテク向上の過程で非常に重要なワードがある

それは『開眼』なのだ

気付きという言葉に置き換えても良いと思う


私はアコギ系のブルースを弾くうえである法則に気づいたのだ

この法則を言葉で表現するのは難しい

出し惜しみしているのではないのだ

ブルースらしいベースラインや和音の選び方があるのだ

ロックギターで学んだスケールなども活用している

ギターの練習において無駄な練習はないことに気づいたのだ

エレキとアコギを別物と考える人が多い

私は逆なのだ

プレイスタイルは大きく異なるが互いの練習が役立つことを知った

メンテなどにも色々と応用できる

ギターメンテでも最も重要なことはネックの調整なのだ


読者の皆さんのギターにビリつきは発生していないだろうか?

ローポジを押さえ、指で思いっきり弦を弾いていただきたい

音がビビる場合、何らかのトラブルを抱えている

弦高が低い、ネックの反りが適正ではない

そのまま、ポジションを移動してみていただきたい

すべてのポジションがビビることなく気持ち良く鳴っているだろうか?

特定のポジションでビビる場合、フレットに問題を抱えている事が多い

軽い摺り合わせで解決することもある

ネックやサドルの簡単な調整で解決できることもある

この辺の見極めが非常に難しい

素人が最も苦手とする部分なのだ

演奏ばかりに目が行く人も多いがその前の段階で躓いている人も多い

ギターを買っただけで満足していてはダメなのだ

ギターは買ってからが勝負なのだ

買った後が難しいのだ

購入後に段々と調子を落としていくようではダメなのだ

逆に年数を重ねるごとに良くなっているギターは良いと思う

困ったことに勘違いしている人が多いのも事実

「俺のギター最高だぜ~い」

「バリバリに良い音だぜ~」

ギターを値段で判断するタイプの人に多いようだ

読者の皆さんはそんな稚拙なギター弾きには陥らないでいただきたい

ギターはもっと緻密で複雑な部分を持っている


ギアが噛み合うようにギターと一体化できることが理想なのだ

ギターは値段ではないと思う


1万円台と4万円台のアコギなのだ

安いから買ったというわけではない

偶然にも私が求めるスペックが其処にあったのだ


左側の1万円台のアコギは相当に指板に手を加えているのだ




12フレットジョイントという仕様に惹かれたのだ



往年のオールドアコギを彷彿とさせる



廉価アコギには珍しいくらいにネックが太い

言葉は悪いがこのギターを初心者に使わせるのは勿体ない

右側の4万円台のアコギは目立つ改造はしていないがお約束のサドル交換を徹底しているのだ

都合、二回ほど作り直したのだ



ネックを微妙に順反り気味に調整しているのだ

弾き易さよりもビビりの軽減を優先させるセッティングなのだ

弦高はかなり高めになっている

アコギ調整の大きな間違いはいくつかある

「弾き難いからら弦高を下げてもらったよ」

アコギにエレキを感じていてはダメなのだ

アコギは生音勝負なのだ


弦も硬く太い

私にはむしろ、心地良く感じられる

特に指で弾く場合にはエレキの弦のテンションが弱すぎる

弾いていて楽しくないのだ

「もっと欲しい・・」

私の指が刺激を求めているのだ

押弦する左手もアコギの弦は心地良い

とにかく、左右の指で躊躇や遠慮がないのだ

思い切って弦を弾く快感を満喫しているのだ

読者の皆さんはメンテに自信があるだろうか?

自信があるという方は立派だと思う



どんなに良いギターを買ってもメンテが出来ないようでは宝の持ち腐れ

買った時点で最高の状態が年数を重ねるごとに堕ちていく姿は痛々しい

行きつけの楽器店にもそんな病んだギターが多々持ち込まれる事が多い

特にアーム付きのギターは惨憺たる状態なのだ

まぁ、エレキでもアコギでもメンテは良い演奏の第一歩だといえる

良い状態が分からない人に上手い演奏が出来るはずもない

エレキ弾きでアコギを持っている人は意外に多い

しかしながら、弾きこなしている人は少ない

持っているが弾かない・・

飽きてしまうのだ

エレキとアコギの違いを理解していないのだ

「アコギって何か楽しくね~な」

発想が安直なのだ

ウクレレにも言えるが生楽器は弾ければ武器になる

楽器単体で演奏が楽しめることは最高なのだ



アコギを一本トランクに入れて小旅行にでも出かけたい

こんなアナログな小道具も渋いと思う


私は変則チューニングも好きなのだ

とにかく、ギターという楽器を端から端まで味わい尽くしたい

非常に雑な言い方になってしまうが・・

私にとってギターはエレキでもアコギでも何でも良いのだ

ウクレレでも楽しめる

弦が張ってある楽器と相性が良いのだ

以前に知人にバイオリンを勧められたことがある

これに関しては丁重にお断りした

私は指かピックで限を弾きたい

フレットに弦が当たる感じが好きなのだ


これに関してはまったくブレがない

フレットと弦が創り出す独特のハーモニーが心地良い

初心者と上級者の最も異なる部分なのだ

ギターほど各々の技量が問われる楽器はない

値段が高いギターを買えば良い音がするのか?

答えはNOなのだ

上手い人が良いギターを使うという条件付きなのだ

ギターにはお金持ちも貧乏も男女も年齢もキャリアも関係ない

この潔さが最高に心地良いと感じる

賢明なる読者の皆さんにも十分に勝ち目があるのだ

それがギターなのだ

今回はMTRの内蔵マイクで素録りしてみた


リバーブ以外のエフェクトは使用していない

巻き弦の太い音がズンズンと腹に響く


今回は4万円のアコギを二本重ねてみた

一本でも完結するフレーズを重ねるという化学変化を楽しみたい

音を重ねるのもギターの醍醐味なのだ


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