DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ドネア、苦戦の末王座に返り咲き(WBOスーパーバンタム級)

2015年12月21日 04時13分21秒 | 世界ボクシング
今月11日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBOスーパーバンタム級王座決定戦:
ノニト ドネア(比)判定3対0(116-110x2、117-109)セサール フアレス(メキシコ)

*昨年10月に一つ上のフェザー級王座から転落後、同級に再降格してきたドネア。今回がスーパーバンタム級再起第3戦目となりました。

前半戦(6回まで)のドネアの動きは大変すばらしいものがありました。放つすべてのパンチはシャープで、パンチも含めた体全体の動きも非常に敏捷性がありました。フアレスはまったくドネアの動きについていけず、まさに動く標的状態。ドネアは4回、右のクロスで先制のダウンを奪うと、同じ回に左フックで再びダウンを奪います。ここで追い上げればストップを呼び込むことも可能だったでしょうか、少々パンチを狙いすぎた感が無きにしもあらず。5回からは丁寧な左をついてアウトボクシングを展開していきます。

ドネアからみて問題が起こったのは6回。前回に続いてアウトボクシングを展開していくのですがその回半ば、スリップでリングに転倒。どうやらその時に右足(足首?)を負傷したようです。それ以降ドネアの放つパンチには力がなく、メキシカンの前進、そして反撃を止めることが出来ず。逆に左目の下、右目上を腫らす代償を払わされられる結果となってしまいました。

   

予想外の苦戦を強いられ王座返り咲きに成功したドネア。私(Corleone)は115対111で比国人の勝利としました。2016年にはIBF王者カール フランプトン(北アイルランド)対WBA王者スコット キッグ(英)戦の勝者との統一戦や、不運な形で王座を手放したギレルモ リゴンドー(キューバ)との再戦実現が予想されます。この試合のみのドネアで判断すると、それらの試合で白星を挙げるのは難しそうです。
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