DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

長谷川、生き残る(フェザー級)

2015年12月18日 02時38分01秒 | 世界ボクシング
先週11日金曜日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
フェザー級10回戦:
長谷川 穂積(真正)3対0(96-93、95-93、95-94)カルロス マチュカ(メキシコ)

*前半戦(初回から5回)と後半戦(6回から最終回)の出来がこうも違うというのは中々興味深いですね。

常に引退説が囁かれている最近の長谷川ですが、後半戦の動きならまだまだ十分やれるでしょう。右ジャブを細かく出し続け、フットワークも前後左右に止まる事をしりません。左も上下に打ち分け、マチェカの右強打への注意も十分行き渡っていました。後半戦だけ見るとメキシカンは空回りし続けたという印象しかありません。



前半戦の長谷川も、3回、5回に奪われたダウンシーン以外は悪くはありませんでした。2つのダウンともマチュカの右一発で吹っ飛ばされたもの。長谷川にとって幸運だったのは、どちらのダウンもその回の終盤戦に喫したため、インターバルに逃げ込むことが出来ました。

長谷川の今後ですが、すべては本人の気持ち次第ではないでしょうか。肉体的にはもちろん全盛期のそれには及びません。また、フェザー級、スーパーバンタム級の頂上でどれだけ通じるかも疑問符が打たれますね。現役続行の場合、あと数戦は無冠戦でその動きを見てみたいというのが本音です。

現在(2015年12月18日)のフェザー級世界王者の顔ぶれは次のようになります。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ヘスス クエジャール(亜/5)
WBA(暫定):カルロス ザンブラーノ(ペルー/1)
WBC:ゲリー ラッセル(米/0)
IBF:リー セルビー(英/1)
WBO:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/3)

世界王者たちの中で、特に実力が抜きん出ている選手はいないようです。しかしこれらの王者と長谷川が対戦するとなると、どうしても不利の予想しか立てられません。
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