DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

朗報!新暫定王者誕生ならず!(WBAウェルター級:暫定王座)

2021年08月17日 05時43分38秒 | 世界ボクシング

今月7日、米国・ミネソタ州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦(暫定王座決定戦):
ガブリエル マエストレ(ベネズエラ)判定3対0(117-110、115-112、114-113)マイカル フォックス(米)

*この試合がプロ僅か4戦目のマエストレ。2回にダウンを喫するも、その後巻き返し逆転に成功。僅差の判定で暫定ながらも世界王座奪取に成功しました。

ここまでは在り来たりな情報なのですが、この試合はここからが本番となりました。まずはあまりにも酷い判定に対し、各方面から非難が殺到。さすがのWBAのメンドサ会長もこれにはお手上げ状態で、重い腰を上げる事に。WBAは新暫定王者誕生を認めず、その王座は空位のまま。そしてメンドサ会長は、試合が行われたミネソタ州のボクシングコミッションに対し、試合結果を無効試合(ノーコンテスト)に変更するよう要請しています。またWBAはマエストレ、フォックスに対し、60日以内に再戦を行うよう指示を出しています。

そしてそれだけに止まらず、一人のジャッジが、試合後人種差別的コメントをツイッターに投降したとして、そのジャッジは「ボクシング界から永久に追放すべきだ」という多数のファンから声が上がっています。

これを期に、WBAの一階級複数王者制度が無くなればいいのですが...。現会長がトップに居座る限り無理でしょうな。

 

不必要な新暫定王者が誕生せず、王座の変動はなかったウェルター級戦線ですが、現在の同級タイトル保持者たちを確認しておきましょう(2021年8月17日付け)。

WBA(休養):マニー パッキャオ(比/防衛回数3)
WBA(スーパー):ヨルデニス ウガス(キューバ/0)
WBA(レギュラー):ジャマル ジェームス(米/0)
WBC:エロール スペンス(米/0)
IBF:エロール スペンス(米/4)
WBO:テレンス クロフォード(米/4)
OPBF(東洋太平洋):豊嶋 亮太(帝拳/1)
WBOアジア太平洋:豊嶋 亮太(帝拳/0)
日本:小原 佳太(三迫/1)

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