最近(2021年8月27日ごろ)のニュースです。
1)世界ボクシング協会とはWBA(World Boxing Association)の事です。
2)WBAは現地時間の8月25日をもって、全ての暫定王座を空位にすると発表。これまで暫定王者だった選手たちには、WBA王座への指名挑戦権、又は指名挑戦者決定戦への出場権利が与えられるそうです。ただその王座が、スーパー王座なのかレギュラー王座なのかは不明です。
3)今回のWBAの措置により、前暫定王者に強制移行されたのは次の選手たちになります。順番は軽いクラスからとなります。エリック ロサ(ドミニカ/ミニマム級)、ダニエル マテヨン(キューバ/ライトフライ級)、ルイス コンセプシオン(パナマ/フライ級)、ライース アリーム(米/スーパーバンタム級)、クリス コルバート(米/スーパーフェザー級)、ロリー ロメロ(米/ライト級)、アルベルト プエジョ(ドミニカ/スーパーライト級)、クリス ユーバンク(英/ミドル級)、ロビン クラスニキ(独/ライトヘビー級)、ダニエル デュボア(英/ヘビー級)。
4)WBAは同時に、これまで地位が不明確だったゴールド王座の処置も発表。これまで同王座保持者は、世界ランカーより上の地位を与えられていましたが、今後はそれ相応の世界ランキングが与えられる事になるそうです。
5)一気に世界王者の数が減った老舗団体ですが、突然の処置に、非難(賞賛かな?)の声が上がるのも予想されます。それらのすべてを真摯に受け止めるとの事。非難や賞賛は良いとして、突然と無冠の地位に追いやられた選手たちから訴えられたらどのような処置を取るのでしょうか。WBAの真価が問われるのはその時でしょうね。
6)同団体クルーザー級のスーパー王者アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏)の時期防衛戦は、前ゴールド王者アルクセイ エゴロフ(露)と予定されています。この試合は11月6日にフランスかロシア、もしくは11月20日にモナコで行われるそうです。