先週末1日・土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
IBFミドル級戦(王座決定戦):
ビンチェンツォ グアルティエリ(独)判定3対0(117-109、116-110x2)エキスバ ファルカン(ブラジル)
*昨年4月に埼玉のリングで行われた、当時のIBF王者だったゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)とWBAタイトル保持者だった村田 諒太(帝拳=引退)による王座統一戦以来、長らく試合が行われていなかったIBFミドル級戦。ドイツ国外での試合がゼロという、世界的には知名度の低いグアルティエリが、村田のアマチュア時代のライバルのファルカンに2度のダウンを奪うなどして圧勝。22戦無敗のまま(1引き分けを含む)世界の頂点に立つことに成功。
1990年代半ばから、活況を呈した大ドイツ帝国。しかし2018年夏にタイロン ツォイゲ(独)がWBAスーパーミドル級王座から転落して以来、世界王者が存在しない寂しい状態が長らく続いていましたが、5年ぶりに春を迎える事になりました。グアルティエリに続く選手が登場するかに注目が集まりますが、まずはグアルティエリの初防衛成功に期待が集まります。
下記は2023年7月6日現在の、新IBF王者を含めたミドル級王者たちとなります。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/1)
IBF:ビンチェンツォ グアルティエリ(独/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)