DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

アダメス、マルティネスが共に防衛(WBCミドル級暫定王座ほか)

2023年07月02日 05時09分23秒 | 世界ボクシング

先月24日、米国ミネソタ州で行われた試合結果です。
WBCミドル級戦(暫定王座):
王者カルロス アダメス(ドミニカ)TKO9回2分45秒 挑戦者ジュリアン ウィリアムス(米)

*試合開始のゴングと同時に、激しいパンチの交換を繰り広げた両選手。手数とパンチの多彩さで上回ったアダメスが、終盤9回についにレフィリーストップを呼び込む事に成功。元スーパーウェルター級王者の実力者ウィリアムスを下し、昨年10月に獲得した暫定王座の初防衛に成功しました。

現在WBCミドル級王座には、ジャモール チャーロ(米)が正規王者として君臨しています。しかしチャーロが最後に防衛戦を行ったのは、2年前の2021年6月にまで遡る事になります。もしこれ以上チャーロのリング復帰が伸びるようであるならば、WBCはチャーロの王座を剥奪すべきでしょう。

下記は2023年7月2日現在の、アダメス、チャーロを含めたミドル級王者たちとなります。

WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/1)
IBF:空位
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)

 

IBFスーパーフライ級戦:
王者フェルナンド マルティネス(亜)TKO11回29秒 挑戦者ジェイド ボルネア(比)

*井岡 一翔(志成)、中谷 潤人(MT)の対抗王者であるマルティネスが、あのマニー パッキャオ(比)の同郷出身者であるボルネアを終盤にストップ。比国人も随所で抵抗していくのですが、結局はマルティネスの多彩の攻撃に飲まれる形に。

アルゼンチン人は9回に、ライバルの右耳を切り裂くなどし、徐々に徐々にとボルネアを追い込んでいきました。試合ストップ時、まだまだボルネアは戦えそうでしたが、試合がマルティネスの一方的な展開になりつつある事、そしてボルネアの負傷を考えれば致し方のない事だったでしょう。

3試合続けて本場アメリカのリングに登場し、勝ち名乗りを上げたマルティネス。同級で4階級制覇を目論む田中 恒成(畑中)が挑戦を画策しているようです。

2023年7月2日現在の、スーパーフライ級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:井岡 一翔(志成/防衛回数0)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/2)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/0)

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