先月26日、東京・有明アリーナで行われた試合結果です。
4団体スーパーバンタム級戦(王座統一戦):
WBC/WBO王者井上 尚弥(大橋)KO10回1分2秒 IBF/WBA王者マーロン タパレス(比)
*この試合が決まった時点から、尚弥の圧勝が予想されていた一戦。タパレスもそれなりの奮闘を見せたのですが、両者の力量差には大きな隔たりがありました。スピードと手数を伴った好打で比国人を圧倒した尚弥。4回と10回にダウンを奪う快勝劇を演じ、同級でも4つのベルトの統一に成功してしまいました。
この試合でつっこむとすれば、タパレスは2つの世界王座を腰に巻くには(実際は巻いていましたが)、かなり力量不足の選手だったということではないでしょうか。現在のスーパーバンタム級を見渡しても、対抗馬となりうる選手が存在しないという悲しい状況に置かれている4冠王。本人は「スーパーバンタム級がベスト」と言っているようですが、何時フェザー級に転向していくかに注目です。
2024年1月9日現在の、スーパーバンタム級の王者たちを確認しておきましょう。
WBA:井上 尚弥(大橋/防衛回数0)
WBC:井上 尚弥(大橋/1)
IBF:井上 尚弥(大橋/0)
WBO:井上 尚弥(大橋/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:TJ ドヘニー(豪/1)
日本:下町 俊貴(グリーンツダ/1)